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レナードの朝のalmosteverydayのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.0
たまたま点けたBSであっという間に惹き込まれました。主要キャストはもちろん、周囲を取り巻く人たちとの関係をも丁寧に描く演出がとても良かったです。音楽の使いかたも巧みで、物語の展開を先導するような劇伴としてではなく、キャストの心情に寄り添う繊細さや大胆さと患者の記憶を呼び覚ますトリガーとしての役割を使い分けていたのが素敵。前者はTime of the Season、後者はPurple Hazeが効果的に配されていて「ぐっは〜めちゃくちゃセンスいい〜〜〜!」と大いに悶えるなどしました。たまらん。

辛うじてタイトルだけはどこかで聞いたことあるかも…?くらいの感じで臨んだ上に30年以上前の作品とあって、誰が出てるのかすらろくに認識できてませんでしたが「セイヤー先生めちゃ既視感あるな…ってか、むかし劇場で観たパッチ・アダムスそのものじゃね?」と思ったら本当にロビン・ウィリアムズだったのでびっくり。どうりでね!それからもひとつ、先生を支えるナースが誠実で聡明で実にいいキャラだっただけでなくエレノア・コステロというお名前までもが姓名ともにどんぴしゃストライクでした。いとしのエレノア*1が敬愛するミュージシャン*2と同じファミリーネームだなんてもう最高…♡いいもの観ました。ありがとうBSプレミアム。

*1:©ナードマグネット
*2:もちろんエルヴィス
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