著名な指揮者ダニエル・ダレウス。ある日、心筋梗塞を引き起こした事で第一線を退く。
自身の再生を求め幼き頃にひどいイジメにあったトラウマのある故郷に戻ることを決断するが、教会の聖歌隊に誘われ、聖歌隊のメンバーから次第に慕われるようになる。
音楽が持つ力と歓びをあらゆる人に伝えたいと願う指揮者と悩める村人たちの交流を描いている。平凡な村に突然著名な指揮者が来たことによる、人間の持つエゴ、争い、憎しみ、愛情を取り入れ、一筋縄ではいかない人間関係を描いているのも素晴らしい。
ラストのアッと驚く展開に、え〜っΣ（ﾟдﾟlll）と唖然とさせられるが、音楽の持つ素晴らしさに胸打つ秀作。
主役の指揮者、見たことある人だな〜と思ってたら、スウェーデン版『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』のミカエルを演じた人でした。
