ジョセフ・H・ルイス監督作品。
離婚後、子ども達と休暇を過ごしたヴィンスだったが、子ども達の乗った飛行機が墜落し、ヴィンスは飛行機を操縦して探すが・・・という話。

墜落した後の子ども達のサバイバルと、捜索する大人達の二本軸で話が進む。子ども達のサバイバルはそこまで創意工夫をしている感じは無く、飛行機の他の乗客については完全無視。大人達側のパートは、捜索の緊迫感というよりも、現在の妻と別れた妻との主人公の関係性を中心に進む。

燃える飛行機の演出やA2ジャケットの着こなしが良かった。
最後は山猫を物理で殺すという展開が面白い。

【詳述は、『秘密捜査官』欄で】より分かりやすく、いきいきと弾む映像力が纏まってきて、親子に形を越えて切実に必要なものを、探り当ててく、作劇ベースも一級作。

空撮はありもののフッテージのつぎはぎだし、ヒョウとの格闘シーンに笑う。ルイスはこうでなくっちゃ！そしてなにこの人間ドラマ、ドロドロなのに大人たちが短い時間で成長するから変に感動してしまった…涙腺が年々よわなってく…
飛行機墜落のセットと相変わらずのジャングル具合はルイスの真骨頂だが競争心剥き出しの元妻vsヴィンスの飛行機の腕前を信じる現妻バリバリの女バトルもののくせに脇役の友人ブランディや遭難した子供たちなんかも見事な演技で、酒を飲んでると思いきや飲んでなかったヴィンスにおまえ〜やってんな？！と前のめり。

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