新潟の映画野郎らりほう

20世紀少年<第2章> 最後の希望の新潟の映画野郎らりほうのレビュー・感想・評価

2.0
【ディティール類全般が弱い】


既に『第一章』に於いて その登場人物数は過多であったが、続く本作『第二章』では更なる新キャラクターが頻出しており《各々キャラの本音と建前の二層心象を読みつつ それら膨大な人物相関図を組み上げ、且つ描かれない空白の時と場所を脳内補完し、各種謎への考察を含めたフローチャートを築く見方》の必要性は『第一章』と比較し格段に上がっている。 ~ それこそが『20世紀少年』の醍醐味であり その点の魅力は前作比で増していると言えるだろう。
だが《ストーリー至上主義の結果 ディティール類全般が弱い》とゆう弱点もより露呈する結果となっている。


笑いと不気味が見事融合した[ともだちランド](小池栄子が傑出している)と、そこで慌てふためく小泉響子、そしてその小泉と対極的位置にいる本作ヒロイン・カンナさんがポイント高い。 カンナさんを演じた女優さんのあまりの美人ップリにびっくり(常に肩幅な足が可愛い)。


*総評は『最終章』にて。




《劇場観賞》