えいがうるふ

理想の女(ひと)のえいがうるふのレビュー・感想・評価

理想の女(ひと)(2004年製作の映画)
3.9
ヘレン・ハントはミスキャストでは?と思ったが、話が進むうちに引き込まれ、ラストにはああ、これはやっぱりヘレンだわーと納得。金持ち演出が嫌みじゃなくて品があるところが、単純なアメリカ映画とは一線を画す。登場人物のそれぞれが人間らしいエゴを見せても卑しく見えないのは、分を弁えるルールが暗黙の了解で守られているからか。大人の粋が小気味よい物語。