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デイジー アナザー・バージョンのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.0
▪️Title : 「デイジー アナザー・バージョン」
Original Title :「Daisy」
▪️First Release Year:2006
▪️JP Release Date :2006/06/24
▪️Production Country: 韓国
🏆Main Awards :※※※
🕰Running Time:110分
▪️Appreciation Record :2020-293 再鑑賞
▪️My Review
『デイジー』自体も韓国映画の中では好きな作品の一つです。これも号泣ものですもんね。
やはり、『インファナル・アフェア』シリーズのアンドリュー・ラウ監督が全編オランダロケで臨んだそのノワール的な世界観に、ヒロイン役に『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョン、相手役には『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンと黄金のトリオ作品なので素晴らしいです。
本作は『インターナショナルバージョン』と『デイジー アナザーバージョン』があり、本レビューは』デイジー アナザーバージョン』をベースに評しています。
『インターナショナル・バージョン』は、ヒロインのヘヨン(ジヒョン)の視点から描かれ、ナレーションも主にヘヨンによってされストーリー展開を見せてます。一方、『アナザーバージョン』はヘヨンを愛してしまった殺し屋のパクウィ(ウソン)の視点から描かれています。韓国と日本の一部の劇場で公開されたプレミアムバージョンとなっているんですね。
ナレーションはパクウィによってされ、オープニングとエンディングが変わっています。
私はこの『アナザーバージョン』の方が好きで、
愛している女のそばにいながら自制しているパクウィが本当に切なくて、またヘヨンの辛さもよくわかって、またアンドリュー・ラウ監督らしい黒社会の厳しさも感じられて、後半ボロボロと涙があふれてしまいました。
ほんとうは、両方の作品を観ると本当のラブストーリーの全貌が見えると思います。さらにこの映画の中で流れてるピアノ演奏の曲が好きですね。
物語は。。。
アムステルダムで暮らすヘヨン(チョン・ジヒョン)の元に、毎日見知らぬ人からデイジーの花が届きます。ある日街頭で似顔絵を描く彼女の前にジョンウ(イ・ソンジェ)が現れ、彼女は彼こそが待ち焦がれた運命の相手だと確信します。だが、実は男は国際警察の捜査官で、彼の追う暗殺者(チョン・ウソン)こそが花の贈り主でした。。。
どうにもならない運命に流される男女の悲哀をつづる。韓国の当時のカリスマスターが一同に会し、華麗なアクションと情感あふれる人間ドラマで魅せる感涙作です。切ない。切な過ぎる。そんな作品ですね。

▪️Overview
「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督&「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン脚本によるラブストーリー「デイジー」を、チョン・ウソン扮する暗殺者の視点から描いた「アナザー・バージョン」。山間の村に身を潜めていた暗殺者パクウィは、スケッチ旅行にやって来た美しい女性ヘヨンに心を奪われる。それ以来、ヘヨンを陰から見守るようになったパクウィは、正体を明かさぬままヘヨンに毎日デイジーの花を贈り続けるが。。。(引用:映画.com)
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