ワンシチュエーションでセリフがやけに演劇ぽいなと思ったら元が舞台作品と知り納得。
男たちの勘違いと妄想を膨らませて議論し合う絶妙なバカバカしさが面白い。山田孝之のパワーで押し切らない変態感とか今だったらもっとキャラ濃くやるんだろうなって控えめなムロツヨシ節がハマった。穏やかにズレてるヤスケンが良い。
夏の海の家なんてそんな意味のある会話する場所じゃない(失礼)んだけれど、そのくだらなさを懐かしみ愛おしく思う感覚はわかるなぁ。1人の女の子を巡る恋愛バトルかと思いきや、男たちの友情を思い返す青春ストーリーだった。
ラストがふわっとしてしまった感は否めないけど、友情は変わらないんだっていうほっこりメッセージを感じた。あと佐藤二朗の芸風が10年変わってないことを確認できた。