つっつー

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのつっつーのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

驚くほどノれない…。
賢くない学者と社長が賢くないことをして、アホな非常事態を招くから応援しにくい。社長は最終的に死ぬからいいとして、主人公側のアホは死なないからちょっときつい。ちょっとしたアホならいいんだけど、ティラノの子ども連れてきたせいでエディが死、服に着いた血放置でティラノ呼んじゃってその他大勢が死で、笑って見てられるレベルを大きく超えてる…。
この負債をマルコム博士を救うとかで挽回出来ればよかったんだけど、それもケリーに取られる。最後の最後に麻酔銃で仕留めるけど、お前が決めるのかよ…って思っちゃう。良いとこ取りの狡さを感じる。
外国のホラー映画によくいる因果応報系主人公みたいになってほしかった。

車から落ちそうになるシーンも長すぎたと思う。サラとニックがヘマした直後にサラがピンチに陥るシチュじゃ、どうやっても危機的状況にノれない。子ども返して一度ママティラノが森に戻っていった後、サラが危険な状況を招いたことをマルコム博士に一言謝るシーン入れるだけで、サラのこと応援出来たんだけどなぁ。
自分の行動に負い目を感じてる様子が一切ないサラがケリーの母親になるのは心配しかない。

ラストにハモンドが島に手出しするべきではないって声明出してるのも呑み込めなかった。
プテラノドンって結構メジャーな恐竜だけどハモンドは知らなかったのかな。プテラノドンが島にいることを知ってたなら手出ししないってのはバカだし、元々島にいなくて進化して現れたのだとしても、生命の可能性を思い知ってるんだからプテラノドンが生まれる可能性を考慮して当然だと思う。調べてみたら3はプテラノドンが飛んで来ちゃうみたいだし、本当に今作頭悪いキャラ多すぎじゃ…。

1からツッコミどころは多かったけど、ノれたからツッコむのは野暮だった。今作はノれない要素=ツッコミどころだったから、個人的にはあんまり楽しめなかった。