世界最高齢の小学生としてギネス記録にもなったケニア人マルゲのノンフィクション社会派ドラマ。
1960年代、イギリスの植民地支配から独立したケニア政府の教育政策により、小学生の学費が無償になる。
その制度を利用して、小学校に1人の高齢の男マルゲが訪れ文字を読む教育をしてほしいと女性校長に嘆願する。彼には植民地時代に受けた差別や暴行により取り返しのつかない大きな傷を背負っていた。。。
84歳で小学校に入学したマルゲ。
彼を取り巻く愛くるしい子供たち。
そして彼の1番の良き理解者である女性校長。
彼らの温かい交流により、マルゲの心は次第に解放されていくが、外部からの圧力でその交流が引き裂かれたりします。その危機が救われる出来事に感動、そして最後にマルゲの心が救われる出来事にも感銘を受けました。
暴力や権力で人が人を威圧的に支配するということは、決してあってはならない。そのような史実があったことを認識し、平和な世界になるように祈りを込めた作品だと感じました(^-^)
ラストショット実在したマルゲの写真が映し出されますが、90歳まで生涯を全うされたみたいです。
女性校長を演じたナオミ・ハリスが、とくに素晴らしかったです(^-^)
