kazu1961

我等の町のkazu1961のレビュー・感想・評価

我等の町(1940年製作の映画)
3.8
▪️Title :「我等の町」
Original Title :「Our Town」
▪️Release Date:1947/06/10
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-040 再鑑賞
▪️My Review
DVD「ロマンス映画コレクション」の中の1つ。今まで再鑑賞もしておらず印象が薄かったので再鑑賞しました。
今改めて観ると深いいい作品ですよね。「人生を愛し、歩みなさい。人生を歩み、愛しなさい」良い言葉です。意識しなければ一日一日過ぎていく普通の日常がどれだけ素晴らしいものであるか、そんな事を気付かされ、一日一日を大切に生きて行こうということを改めて考えさせられました。
物語は、1901年から1913年までのニューハンプシャー州の架空の平凡な町「グローヴァーズ・コーナーズ」を舞台に、そこに住む人々の日常を進行役の舞台監督が紹介する形で描かれています。幼なじみの男女の恋愛を軸に物語は進みますが、実は、人間にとって何が一番大事かを解き明かしていくヒューマンドラマになってるんですね。
この映画の演出手法は独特で、"舞台監督"のモーガンが背景や状況をナレーションし、過去の出来事を振り返っていくという形で進められます。
特別なことが起きて、派手な演出があるわけではないので淡々と物語は進んでいくのですが、その中には大きなメッセージが含まれているんですね。
1900年前半の生活感をもとに描いた作品、人の生き様は不変だなと思った作品です。

▪️Overview
ソートン・ウイルダー作の1938年度ピュリッツア賞戯曲の映画化 で、脚色には原作者と上演の際の演出者フランク・クレイヴィン及びハリー・チャンドリーが協力しサム・ウッドが監督。主演は「アリゾナ(1940)」のウィリアム・ホールデンと「明日への戦い」のマーサ・スコットで前記クレイヴィンが説明者の役で出演するほか「ブロードウェイ(1941)」のフェイ・ベインダー、「南部の人」のビューラー・ボンデイ、「肉体と幻想」のトーマス・ミッチェル、「海賊ブラッド」のガイ・キッビー、「南風」のスチュアート・アーウィン等が助演している。(引用:映画.com)
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