すいか

ストップ・メイキング・センスのすいかのレビュー・感想・評価

4.7
10万分の1秒の音響映画祭にて

アメリカン・ユートピアに続けての鑑賞。トーキング・ヘッズの1983年のツアー映像を収録した作品である。
当たり前だが40年前のデヴィッド・バーンに「若!!」と当たり前のリアクションをしてしまう…若い頃からまばたき少なめ、ギョロリとした目はキラキラしていた。

冒頭のラジカセとデヴィッド・バーンの白いスニーカーに白い靴下のショットから始まるおしゃれでハイセンスな演出は、先に見たアメリカンユートピアに通ずるものを感じた。この時から完成されていたわけだ。そんな中、途中で登場するオーバーサイズすぎるジャケットを着たデヴィッド・バーンの、イケメンオーラを完全に排除した気味の悪さ(悪い意味でない)が忘れられない。崩しかたが斜め上だ。
純粋な音楽ライブであるこちらの方が、なんだか気楽に楽しめたので、アメリカン・ユートピアよりも少しだけスコア高め。

夏休み最終日、最高の映画で締めくくり。こういう夏休みも、よい。

14本目
すいか

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