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プルートで朝食をのtorakoaのレビュー・感想・評価

プルートで朝食を(2005年製作の映画)
3.3
孤児のアイルランド青年が養家を飛び出し未だ見ぬ母を求めロンドンに向かい、色々な人と出会う話。
多分ひと昔以上前の時代設定で、アイルランドとイギリスの関係を織り込みながら綴られていく青春映画。多分。
その織り込み方がさらっとしててあんまり衒いがなくて、うまいなと思った。
主人公の物語のほうも細かい章立てで断片的になってるのがよかったかもしれない。説明しすぎず描き切らず、どこかあっけらかんとしたテイストが主人公の性格を表現してもいる気がする。

さらっとコミカルなの入れてくるあたり英国らしさがあった。アイルランド作品をいくつか観た印象ではこの辺、英国と共通してるように思う。

『ラビング 愛という名前のふたり』のラビング夫人の人が親友役で出てた。
リーアム・ニーソンが主人公の妄想の中で飛んでたw あと犬の鳴き声で合いの手入れるとこ好きだったな。鳴き真似うまい。

スタッフロール眺めてたらリアム・カニンガムの名前があって驚いて確認したら、序盤に出てきたバイカーだった。この人カッコよすぎなくてカッコいいなー、ちょい役だけどカッコいいいい役だなーと思ってはいたが、あなたでしたか。長髪でやや若かりし玉ねぎの騎士(ゲームオブスローンズ)。気になる方は是非。

吹替入。リーアム・ニーソンの吹替の人が穏やか美声。子役の吹替の人がナチュラルで上手かった。よくある、大人の女性がわざとらしい子供臭さで当ててる感がなくてちょっとびっくり。ちょい役だけど。

監督と出演者数名のインタビューがほんのちょこっと入ってる(レンタルDVD)。
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