愛鳥家ハチ

スーパーマリオ/魔界帝国の女神の愛鳥家ハチのレビュー・感想・評価

3.8
リバイバル上映で吹替版を鑑賞。以前観たことがあったものの「コレジャナイ!」とか「グンバが不気味」程度の印象しか残っておらず、なにより実写化のやらかし事例として記憶の戸棚に収まっていた。もやもやする変な作品としての記憶。そんな思い出を供養するためにも劇場に足を運んでみた。

結論としては、想像以上にマリオのエッセンスが詰まっており、話のテンポもよく、異世界アクションコメディとして結構楽しめた。まず吹替が素晴らしく役にマッチしており、安心して作品世界に没入できた。

以下はマリオのエッセンスが感じられた点。
 ↓
・マリオのビジュアル
・マリオ達を助けるキノコ
・ファイヤーボール(火器)
・キャノン型のスーファミコントローラー(逆進化銃)
・ボム兵(ボム爆弾)
・王様が異形の存在に変えられてしまうこと…etc

ーーカメは何処に?
ただ、クッパ軍団の祖先がカメではなく恐竜ベースなのはやや違和感あり。ヨッシーが恐竜なのは分かるがリアルすぎる。しかしデニス・ホッパー演ずるクッパは人間の見た目であるにもかかわらずクッパ感が醸し出されていた。

ーー呼び名
英語圏ではクッパはBowser(バウザー)であるが、作中ではKoopa(クッパ)とされており、日本での呼び名に寄せていたのが意外だった。他方、Goomba(グンバ)はクリボーの英名ではあるものの、日本語訳ではグンバではなくクリボーの呼称を用いて欲しかった気もする(グンバは見た目にもクリクリ坊主であるのだし…)
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