ユージュアル・サスペクツの愛鳥家ハチのネタバレレビュー・内容・結末

これまでの人生で、一度たりとも本作のネタバレおよびその匂わせに遭遇しなかったことに感謝しつつようやく鑑賞しました。練られた構成と終盤のどんでん返しに大満足です。結末については、トランプの「大富豪」における「スペードの3は最強のジョーカーを破る」という変則ルールをふと想起しました。すなわち、最も戦闘力が低いと思われていた者が、実は最も強かったということです。それに加え、カイザー・ソゼは最強の存在でありながらも常に相手を欺く道化ですので、"ジョーカー"そのものでもあるわけです。"ジョーカー"であり"スペードの3"でもある無敵の存在、カイザー・ソゼ。しかし、まさかコバヤシを含むエピソードトーク内の当事者名称が全くのデタラメとは思いませんでした。ただ、自らの家族もろとも敵勢力を抹殺したあのエピソードだけは、真実だったのではないかと考えています。ラストで真相に迫った刑事は、果たしてその後無事だったのでしょうか・・・。