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マッドマックス2のkoyamaxのレビュー・感想・評価

マッドマックス2(1981年製作の映画)
4.0
2作目。
マックスの流れ者道中記として体裁を整えた今作。

荒野を疾走するカーアクションが一番の見所ですが、、
ガソリンや車が話の中心にあるにもかかわらず、車に対しての性能とか具体的な説明とかが大してないところがいいです笑

V8インターセプターも実はどんなものかあまりよくわかりませんでしたがとりあえず「なんか凄い」んです笑

カーアクションも、サスペンス的演出はありますが、余計な情報は無い。観て感じろ。というシンプルさが観ていて気持ちいいですね。

ヒューマンガスらとのやりとり、雑魚たちの浅はかな一挙手一投足がボケ倒して微笑ましいです。特にブーメランのくだり笑
アホで良き。

 冒頭に世界の概要をかたっているものの、俯瞰したような全体を描いていないところがいいですね。
ヒューマンガスたちとの決着も決して全体の解決につながるわけではなく、局地的な事件にすぎません。荒涼とした世界が延々続くことを想像させるというところが、やるせなさを感じます。

そういう意味では、同じ世界を生きる者たち同士というところでヒューマンガスたちも一概には憎めません。

改めて思うのは映画としての景観の美しさ。暑苦しさや砂まみれのうっとおしさ、荒野に巻き上るナチュラルな土煙が最高です。

「ヒャッハー」なる言葉を生み出したルーツともいえる映画でもあり、、
発展させたのはこの映画のフォロワーだと思いますけれども、いずれにせよエポックメイキングで偉大です笑
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