kazu1961

敦煌のkazu1961のレビュー・感想・評価

敦煌(1988年製作の映画)
3.0
「敦煌」
1988/6/25公開 日本作品 2018-241
日本アカデミー賞最優秀作品賞
再鑑賞シリーズ
1989年第12回 日本アカデミー賞最優秀作品賞

バブル真っ只中の1988年、文化遺産・莫高窟に隠された経典等をもとに作られた超大作です。
人間の欲望、男女愛の葛藤等を背景に、それぞれの男たちが、それぞれの守るべきものを命を懸けて必死に守ろうとする姿を描いた作品で、制作・宣伝費45億円、興行総収入82億円、中国・敦煌でのロケ敢行という超大作なんですね。
やはり見所は、北京~敦煌4000キロのロケ。そして、敦煌市近郊に作成された1万㎡の敦煌古城セット(現在も現存しており観光スポットになっているらしいです。)など財力にものを言わせた映画の決定版と言えるでしょうね。
しかし、残念ながら費用、豪華キャストの割には人物背景、ストーリー性が安直でイマイチ感が否めません。壮大な歴史的ロマンがよく描かれているのに。。。
そして、私は最後まで日本人が中国の歴史劇を演じてることにどうしても違和感が拭えませんでした。
しかしながら良くも悪くも話題になり、シルクロードの歴史的価値を広めたことには違いないでしょうね。

戦乱の世、11世紀のシルクロードで、敦煌の文化遺産を守ろうとした青年の活躍を描く。井上靖原作の同名小説の映画化で、脚本は「必殺! ブラウン館の怪物たち」の吉田剛と「植村直己物語」の佐藤純彌が共同で執筆。監督は同作の佐藤、撮影は「春の鐘」の椎塚彰がそれぞれ担当。出演は、西田敏行、佐藤浩市、柄本明、田村高廣、中川安奈、三田佳子、渡瀬恒彦など。
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