南国のある港町は、七夕まであと数日とあって祭り気分に沸いていた。町へは恒例となった曲芸の狐の次郎平一座と、香具師の牛寅一家が今年もやってきた。だが、群集の視線は、見回り中の町年寄・錨屋総右…
>>続きを読む石松絶命!?シリーズ最高傑作と絶賛された「次郎長三国志」シリーズ第8弾!次郎長から使いを頼まれ、石松はひとり讃岐へと旅立った。途中出会ったやくざ者の政五郎とひょんな事から意気投合し、良き道…
>>続きを読む太物問屋の息子・仙吉は、無鉄砲で血の気の多い性格から殺人を犯し大阪を追放され博徒となり、放浪の最中に瞽女のおりんと出会う。やがて2人は幕末動乱の京都に居を構え、仙吉はおりんのために賭場での…
>>続きを読む浅草白根組の代貸し・吉井角太郎はまゆみと所帯を持つも、召集令状が来てしまう。戦地で出会った岡崎と共に何とか生き延びるものの、復員してきた浅草にまゆみの姿はなかった。ある日、旅芸人一座に彼女…
>>続きを読む東京で文士になるべく勉学に励む青成瓢吉。そこへ、瓢吉の父と旧知の仲で、上海から引き揚げて来た老侠客・吉良常が同居することになる。吉良常が留守をまもるその家に、ある悶着から巡査に追われる身と…
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