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狐のくれた赤ん坊
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『狐のくれた赤ん坊』に投稿された感想・評価

リメイクに異様な執着を燃やす(?)三隅研次、71年大映末期の作品。
絢爛、贅沢とはとても言えないセットからはなるほど予算の不足が伺える。とはいえ例えば川越人足の寅八(勝新太郎)の本業である川越えシーンの画面いっぱいにひしめき合う男たちの脚であったり、あるいは彼らが酒場で巻き起こす派手な喧嘩など、子連れ狼シリーズ以降のダイナミックなカット割りと相まって、騒々しくも力強い画面を展開していく。同時に、子どものため禁酒を誓う寅八がおとき(大谷直子)に酒を勧められるシーンの奥行きや、質屋の主人(藤原釜足)に説得された寅八が野へと駆け出した先でのシルエットとして描かれる樹木は、少ない予算の中で工夫を凝らして人物の両義性を一発で書き出すことに成功している。
感情がはっきりと場面ごとに書き分けられた脚本と演出との噛み合わせも良く、娯楽作として何の不足もない出来。周到な繰り返しによって、押し付けがましくない形で救いを用意するラストも素晴らしい。個人的には『無法松の一生』と並んで三隅勝新コンビの傑作だと思う。
寅八(勝新太郎)の息子善太(香川雅人)が大名行列に対する不敬罪で捕らえられたものの、寅八必死の懇願によりなんとか許しを得て親子ともども屋敷から飛び出してくる場面。もはや半分諦めかけ、棺桶を背負いながら屋敷へ向かっていた村人たちが、彼らの姿を発見して大喜びで駆け寄って行く様子がその背後からのロングショットで捉えられる。そして、同時に、その集団から取り残されるように行き遅れるおとき(大谷直子)の背中、そして彼女が背負った黄色い帯もまた、同ショット内でスクリーンへと刻み込まれる。このあまりにも美しいショットは、皆から「遅れてしまう」という、おときという人物の持つ性格、そして、もっと根本的な彼女の本質のようなものを端的に示している。見事な手際で印象付けられたこの黄色い帯が、もはや物語がほとんど終わりかける中、再び「遅れてしまう」瞬間が訪れた時、彼女が持つその本質だけが、ある種の救いを与えてくれることに、心を打たれずにはいられない。
45年製作「狐の呉れた赤ん坊」(丸根賛太郎)の二度目のリメイク。最初のリメイクは「無法者の虎」(61)で深田金之助監督。脚本は丸根で、原作の谷口善太郎の名はない。
そして本作は三隈研次監督。原作谷口と丸根。脚本丸根と明記。カツシンが主演。オリジナル版のバンツマとはイメージが違うようだが、豪胆さと優しさの両面演技は引けを取らない。東映版の近衛十四郎よりはいいと思う。三隅は押し付けられた作品だろう。最初からオリジナル超えは無理と分かっていたが、誠実に向き合って作っている。

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