内容どうこう以前に、自分が関わった学生映画のことを思い出して、もし今あれを観たら私もこんなのとさして変わらない演技してたんだろうかとかそんなことで頭がいっぱいになり、ずっと俯きがちになっていました。
私、こんな感じの映画を大学生の頃にいっぱい観た(というか付き合いで観せられた)気がしてならなくて、メタ構成とかやるよね、って、もう恥ずかしくて恥ずかしくて顔が真っ赤になってる多分今。
その映画を撮った監督の女の子がしばらくして大学辞めて失踪して行方不明になってしまったので、私の演技というのは封印されているのですけど、どこかでもしその封印を解くことになったらどんな気分になるのだろう、とそんなことばかり考えてしまった。
いつの時代も映画を撮りたがる若人というものはきっとさほど変わりがなくて、この映画の時代も私の大学時代も今の子も同じことをやっているんだろうなと。大学の先輩方もヘルメット被って出演してらしたからきっとそうだよ⛑(いや出演というか恐らく記録映像なだけなんだと思うけども)
山本直樹が描く漫画ってこういうことやりたいんだなというのもよくわかりました。
大島渚が楽しそうだったからそれでいいんじゃないかなって、遠い昔に置き去りにしたはずの青春が舞い戻ってきて生々しく突きつけられてヒリヒリしている私は痛さと恥ずかしさと懐かしさをごちゃ混ぜにしながら思います。