すいか

パプリカのすいかのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
4.2
主題歌である「白虎野の娘」が、ある日ラジオから流れてきて、その独特な歌詞やメロディーが強く印象に残った。そこから本作を知り、ずっと気になっていた。
ノーラン監督がインセプションを製作する際影響を受けたというエピソードも興味深いなあと。ようやく鑑賞!

とても、おもしろかった。登場人物や時系列、重力や空間認識がめちゃくちゃになるあの不思議な感覚を、作品を通して自分でも体験したような気分。夢を他人に操作される…想像すると恐ろしい。究極のプライベート空間、だもの。

夢の描写は、ちょっとゾッとする場面もあったけれど(どうか夢に出てきませんように!)、90分間に凝縮された世界観は、とても魅力的であった。
平沢進氏の音楽も、バッチリ噛み合っていて、作品を盛り上げておりました。
また観たくなる一本。
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