トンデモナイものを見せられた...

普通にグロい
ひたすら残虐
見るには絶対覚悟がいる

ん？ってなったとこはある
大森さんの演技
ただ泣き叫ぶばっかり
まぁ渾身って感じが強い
あといらないシーンが多数
どうでもいい会話
CGいらない
最後まで意味分からない展開
そして変わったエンドロール

三池監督のイカれた狂作
見ないことをオススメする

“三池崇史,The World”。

すごい昔に原作コミックをパラパラ読んで衝撃を受けたのを覚えてる。その衝撃に、三池の衝撃をぶつけて作った映画。
ある意味で突き抜けた映画。

このジャケ写を見ていつも思うこと。
それは、浅野忠信。彼が“殺し屋1”ではない、ということ。
彼はヤクザの組の頭。口が裂けてて両側をピアスで止めてるイカれた組の頭。途中で組の本体から絶縁させられるけど。

組のオヤジが姿を消し、誰かに殺されたとなり、その仇を追う浅野忠信。

過去の出来事がトラウマになり、性的倒錯者になり、その流れでとんでもない才能を開花させ、イカれた変態殺し屋“1”になるのは、、、大森南朋。“1”は、こっち。

彼のこの過去のトラウマからの錯誤と圧倒的な強さを利用し、世間の裏で世直しを計るチーム。
そもそもこの怪しげなチーム、“1”に何やら暗示をかけて記憶を操作しているらしい。

そんな倒錯者となり、人殺しは嫌だけど、自分をいじめた奴も許せないし、この世に蔓延るそういう輩たちも許せない。
そんなひ弱なサイコキラー、“殺し屋1”。

違う目的で新宿界隈を動き回っているうちに、浅野の近辺で次々に凄惨な殺しが起き、徐々に近づく2人の距離。

裏稼業のいざこざや拷問と変態殺し屋の無茶苦茶な殺し。

“三池崇史,The World”。

常に漂う場末感。
文脈なく急にやってくる途方もないバイオレンス。
必要あるのかないのか、繋がってるのか繋がってないのか、やりたいだけか、の拷問、暴力か。ビッシャビシャ。

でも、確かにコミックもかなりイカれてた。
だから、この映画がイカれてるのは必然。そこに文句はない。

最近、“例の加害”で業界を賑わせたあの人が、まさにその典型的な役で登場するのも、今観たことで気付けるのもひとつの見せ場、か。

誰にしろどっかのネジが外れちまってるイカれた世界で、イカれた誰かがイカれた誰かを淘汰してイカれた世界は続いていく。

そんな中でも浅野忠信、カッコよ過ぎ。
最後の屋上シーンの“イカれた俺がさらにその上のイカれを目の当たりにした”感じの浅野忠信は好き。
ただ最後のおでこのアレは、、、？どういうこと、か？

大森南朋、松尾スズキ、國村隼、寺島進、塚本晋也、渋川清彦、イカれてても、みんなそれぞれ味を出す強烈な顔ぶれ。

色んな意味でやべー作品。そりゃ、R18必須だわ。
エンドロールも、また斬新。


F:1714
M:7335

• #顔面ドアップサムネイルの映画

なかなかのエログロバイオレンス！！バイプレイヤーズカオス！！そして今では、見れない怪演オンパレード。漏れなく全員、変態、狂人、サイコ、極悪人。ギラギラが鉄板の浅野忠信、怪演全開過ぎて、一周回ってコメディー？！サドVSマゾ？！三池崇史監督もかなりのイカレ具合にイケイケですね。ジャケットイメージで勝手にVシネマあたりと勘違いしてました。原作漫画未読の全くのノーチェックだったので、復習必至。突き抜けてて、割と長尺でしたが楽しめました。