岸谷五朗がけったいなヤクザ全身全霊で演じた傑作映画。
移動と(殺しに至る)動機を極力削ぎ落として出来事だけを丹念に描いている。
「今ここで起きることが全てだ」と言わんばかりに、あまりにも時代錯誤…
三池崇史が最高だった頃のヤクザ映画。狂犬以上に狂った実在したヤクザ石川力男=石松陸夫の太く短い生涯を描く。オリジナル版は未見です。
とにかく主人公の石松が出鱈目。会話すらしてないホステスをカラオケ…
想像以上の傑作。
脚本で人物関係が整理できていない部分……というか、上映時間内で処理しきれない登場人物の数を出してしまい、少し混乱する部分もある。その部分を加味しても、傑作であるのは間違いない。
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岸谷五朗の狂気はあったけえやつ(コカイン?)で増幅されるが、ほとんどゾンビのように何度も蘇る様は異様すぎる。パンイチで二丁拳銃のシーンよりも、腐らせた牛乳飲んで脱走、下痢を飛び散らせながら兄弟を殺し…
>>続きを読む2000年ごろの映画って、年代が判読不能で独特なハザマの空気感がある。良い意味で。
こんなにも血と狂気だらけなのに、初めから死んでるから、覇気が無い。石松が抱く期待や希望があまりにも瞬く間に消えるか…