新・仁義の墓場の作品情報・感想・評価

「新・仁義の墓場」に投稿された感想・評価

小林勇貴の逆徒を観て、すぐに三池崇史のキチガイ映画を観るという暴挙!
邦画界には、こんなヤバイ監督が二人もいると思うと日本も捨てたもんじゃない。

深作欣二版の石川力夫と三池崇史版の石川力夫の大きな違いは、狂っている理由が見えてくるか、見えてこないかの違いだと思う。
深作版では、戦後という時代背景から、行き場のない暴力を周りに発散していくという石川力夫の人物背景を推察できるが、三池版にはそれがない。
なんで、こいつがこんなに狂っているのか分からないのだ。
まるで、幽霊のようだ。


戦後復興の負の側面を背負って死んでいった深作版の石川力夫。
バブル経済という偽りの繁栄の負の側面を背負って死んでいった三池版の石川力夫。
というような分け方もできるかもしれないが、三池版の石川力夫はとにかく狂っている理由が見えてこないのだ。
それが怖さを倍増させる。

無目的で、行き当たりばったりで、何を目的にしているかわからない。
三池版の石川力夫を見続けているうちに、私たちそのものじゃないかと思えてくる。
ルールと規範を守っているから、私たちは無目的に行き当たりばったりに金儲けしても狂うことはない。
ルールと規範を守っているから、とりあえず人とつながっていられるし、組織に所属していられている。

ルールや規範という概念を捨ててしまうだけで、こんなにも狂えてしまうということを石川力夫は教えてくれる。
私たちが正気でいられているのは、偶然でしかないのだと思う。
私たちだって、ちょっと間違えれば石川力夫になれる。

この映画の中で、石川力夫を"それでも"助けた人たちのように、私も石川力夫のことを笑えないし、否定できない。
三池崇史監督作品で、岸谷五朗さん主演と言えば・・・このヤバイ作品でしょう。

ストーリーは・・・
岸谷五朗さん演じる狂犬のような男が出所後に組織の幹部になるが、ボタンの掛け違いで思うがままに殺戮を繰り返していく・・・というもの。

岸谷五朗さんの演技がまさに狂気かつ鬼気迫るもので、ゾクッとくるほど。
特に美木良介さん演じるほか組織の幹部が幾度も岸谷五朗さんを助けるにも関わらず、裏切られた挙句に・・・!という「なんてこったい!」な描写も。
出演は他に、有森也実さん、大沢樹生さん、本宮泰風さん、石橋蓮司さん、菅田俊さん、山口祥行アニキといったそうそうたるもの。

しかし、三池崇史監督の作品は、ホントいつも驚かされるわ。
岸谷五郎の怪演、いや名演技。
そしてシリアスな時の三池監督作品。
岸谷のパンチすげーよかったなー‼︎
ドロドロした行き場のない癇癪+馬鹿騒ぎはやっぱり心にきます‼︎
Hana

Hanaの感想・評価

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岸谷五朗の演技やばかった
ここまで演技ってできるんだって思った
狂い方がえげつない
血多め(´・_・`)

心はとっくの昔に死んでるのに肉体だけが生き続けているみたいなこといってたけど心に響いたな
新 仁義の墓場

日本🇯🇵東京 新宿 実話ベース!
★彡実在する伝説の極道、石川力夫さんの激情的な生涯をリメイクした作品。


ヤクザが食事していた中華料理屋に勤めていた無骨な男が主人公。

組長の命を取りに来た男を撃退した事から、幹部にのし上がる!
★彡簡単にNo.2になってしまうのね。(笑)

その後、敵対の組長を殺して刑務所に5年。

出所後、ボタンのかけ違いて組長を殺してしまう!平成バブルの時代とリンクし異端児ぶりを発揮する!
★彡女も悪さもやりたい放題の岸谷さんが見所



◉73C点。
極道が、勘違いで、地獄かな。

結構、陰側的な暗い話しだった。
主人公が人間の心を持っていないマシーン的に見えた。救い用がない主人公にはインパクトあります。目がいっちゃっている主人公の岸谷さん凄いんです。


🏅岸谷さん!目力無い賞受賞です。
この題材にして三池監督にしてはおとなしいと思っていたら 、最後来たよ…。
inabow

inabowの感想・評価

4.0
あの目で睨まれたらもうムリですね。
岸谷五朗はやっぱこうでなくちゃと観るたびに思います。
最近おとなしい役が多いですが…もったいない…
もっとたけし映画とかにバンバン出てほしいものです!
taka181

taka181の感想・評価

4.3
深作版を観てないのですが、これは掛け値無しに素晴らしいです。壮絶、狂気の「馬鹿騒ぎ」。岸谷五朗がとにかく良い、特に目がヤバい。完全に狂ってる目、でも自殺前だけマトモ。凄い。有森也実も素晴らしい。大傑作です。
daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.0
   1975年に深作欣二監督が映画化した藤田五郎の小説「仁義の墓場」を、新たな着想で三池崇史監督が再度映画化した作品。 
   石松陸夫(岸谷五朗)は沢田一家総長・沢田忍(山城新伍)の命を助けたことから、直若として盃を受ける。ある日、内縁の妻・智恵子(有森也実)に店を持たせる為に申し出た借金の話がもつれ、銃で沢田に怪我を負わせる。組織や警察に追われる身となった陸夫は逃亡生活の中でヘロインに溺れ、自分を匿ってくれていた兄弟分・今村(美木良介)をも殺害してしまう。智恵子と共に逃避行を始めた石松は、セックス&ヘロインに溺れながら逃げ続けるものの、ヘロインの打ち過ぎで智恵子が死んでからの石松は、自らの死を願うように、沢田組に乗り込む。深作版との一番の違いは、石松が沢田の親分に銃を向けた理由が明解なこと。沢田の親分を撃ち沢田組に追われることになった石松は兄弟分の今井の下に身を寄せた後の常軌を逸した甘えっぷり、今井所有のカジノで豪遊して今井所有の外人パブのホステスとらんちき騒ぎ、石松と智恵子が坂道を転がるように破滅していく道行きを、「今井所有のマンションから警官隊に乱射 」「腐った牛乳飲んでゲロまみれで脱走」そして「ドラム缶一杯の血糊を使った血の滝ダイブ」で締めるというホラー映画顔負けの壮絶な展開で描いた傑作バイオレンス映画。ゴリゴリのパンチパーマをあてヤクネタヤクザ石松を演じ切った岸谷五郎の熱演、有森成美のこわれっぷりが、印象的。
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