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バレエ・カンパニーのkuuのレビュー・感想・評価

バレエ・カンパニー(2003年製作の映画)
3.5
『バレエ・カンパニー』
原題The Company.
製作年2003年。上映時間112分。

米国の名門バレエ・カンパニー
『ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ』
を舞台にダンサーたちの光と影に迫り、臨場感あふれるドキュメンタリー感覚の作劇が繰り広げられる。

ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴの一員であるライ(ネーヴ・キャンベル)は、世界的な振付家ラー・ルボヴィッチ(本人出演)の新作に代役で出演して見事に成功をおさめる。
私生活では心優しい恋人(ジェームズ・フランコ)に恵まれ、順風満帆な日々を送るライ。
そしてふたたび大役に抜擢されるが。。。

主演のネーヴ・キャンベルを除き、すべてが同バレエ・カンパニーの現役ダンサーで、国際的な振付家も本人役で出演している。
なお迫力あるダンスシーンのために、アルトマン監督が初めてHDビデオを撮影に用いた作品でもあるそうっす。

舞台となるバレエ団は、 米国のシカゴに実在する、
名門
『ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ』
ここに所属しとる女性ダンサー、ライ(ネーヴキャンベル)はコンビを組むダンサーと恋人やったのに、浮気されてもてパートナーも解消することに。
新しいパートナーと組んで代役として新作の練習をしとるうちに、主役の怪我でチャンスを手に。
ほんで、ユーメーな振り付け師に才能を認められる。
そして、私生活でもシェフのジョシュ(ジェームズ・フ ランコ)との新しい恋が始まり、ライの生活は順風満帆になるちゅうシンプルでプリティストーリー。
その話しと並行して、スクリーンを彩っとんのが、なんて云ってもバレエ団で公演する新作の練習風景やら、本番の風景のクライマックスで見られる『青い蛇』じゃ動物を模した衣装と振り付けとか、舞台装置がユニーク。
ほんで、  
『マイ・ファニー・バレンタイン』ちゅうジャズの名曲のダンスは、しっとりとしてエカッタ。
また、作中じゃ、本番中にアクシデントが起きたら、 舞台の裏がハチャメチャ修羅場になるんかも見せてくれてました。
バレエを知らない人でも、ワクワクすと思います。
ヒロインのライを演じとるんは、本職のバレエダンサー じゃなく、ネーヴ・キャンベルっす。
キャンベル監督 は「スクリーム」に主演していて、小生は無知やし、ホラー映画専門のB級女優だと思っとったけど、
『バレエ・カンバニー』を見て彼女のことを見直したかな。 
女優になる前は、カナダの名門バレエ学校に通っていたそうで、いずれバレエの映画を作りたいと夢を持っていたんですって。
自分で脚本を書き、なおかつ見間違えるくらい完璧に体 を鍛え直して、見事なダンスシーンを演じていて、本当に驚かされました。 ダンサたちの脂肪ゼロの肉体美も堪能してください。
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