バレエ・カンパニーの作品情報・感想・評価

「バレエ・カンパニー」に投稿された感想・評価

pika

pikaの感想・評価

4.0
バレエ界をドキュメントタッチで描いたドラマって興味ないと楽しめないんじゃ?という不安を杞憂に変えるアルトマンの凄さ。リハーサルから次のカットで本番へジャンプして繰り返すので門外漢でも見やすいし、「バレエとは」みたいなものをシークエンスの積み重ねだけで多分に語っていて凄い。
企画から本番までをスピーディーに寡黙に見せていく演出が非常に好み。
嵐の中のアクシデント、怪我などの劇的な瞬間を淡々と普通の日常と同じテンションで描写していくことでバレエ界の特異性が引き立つ。血と汗が滲み、嫉妬や欲望が渦巻いて、などのベタな演出などせずとも十二分に伝わる。
全編そんな感じで説明を最小限に留めた省略演出が非常に良い。伝えないことで逆に伝わるし、アッサリしてる方が印象的だと言わんばかり。

いわゆる芸術の中でもバレエは映画や舞台以上に抽象性を表現できる媒体ではあるけど、表現者がいて初めて完成するもので、音楽よりも表現者に委ねられるものが大きいという印象を持った。そのバレエを用いて芸術というものがいかにしてできていくのかってのを見せているのが面白い。感傷的な部分を一切排除した潔さが効いてて、すべてが当たり前のごとく展開し、どんな芸術も人が生み出しているもので、それは日常の延長とばかりな姿勢が素晴らしい。親や恋人との関係、オフの団員たちなどの描写もドラマチックで意味有りげなものではなく、終始日常というものに重点を置いている点も良い。

クライマックスのショーまで門外漢に対して親切な作りになっていてありがたい。華やかでカラフルでとても楽しく、バレエなんて全然わかりません!な私でも楽しく見れた。まさに劇内の演出家の意図通り笑
monaminami

monaminamiの感想・評価

4.3
生まれ変わったらバレリーナになりたいと夢見るババァなので、舞台や練習風景だけでもうっとり。
ロープのと、ジュリー・クルーズとか最高にドリーミィ♡かと思えば最後のアレはちょっとやりすぎ...
若きジェームズ・フランコの役も、要らなそうだけどあの笑顔でご飯3杯はいけるからイイ!
otom

otomの感想・評価

4.0
現場あるある風の群像劇でいて、わりとほんわかした下克上。昨日と今日の意見は違うんだよとテキトーっぽいところとか資金繰りやら組織そのもののそれ。でも仕事はきっちりこなすってのがやっぱりプロの世界なんだねぇ。その場に居合わせたみたいなやたらとライブ感のある映像、ジュリー・クルーズの曲の所も非常に良かった。それはさておき、久々に見たマルコム・マクダウェルがとんでもないジジィになっていて複雑な気分になる。認識するまで若干時間がかかったぞ。全体としては、いささかグダグダするとこもあるけども良作。
Ichiro

Ichiroの感想・評価

3.4
悪くなかったが、起伏に欠ける。
監督が良いリーダーすぎる。ぽろっと言う台詞が非常に良かったりした。
『ロング・グッドバイ』『ウエディング』で天才だと思ったロバート・アルトマン監督。今回は『今宵、フィッツジェラルド劇場で』と二本立て鑑賞。

本作『バレエ・カンパニー』は、バレエ団を舞台にした、公演と創作過程を交互に映していくドキュメンタリーっぽい映画です。
バレエ公演シーンは、アートで鮮やかなシルクドソレイユみたいな舞台で綺麗。
ドキュメンタリーがどちらかというと苦手な私は所々少し中だるみしながら見ていました。でも、アルトマン監督って『ウエディング』でそうだったように、最後には世界観が癖になってしまうような何かがあるので、それを期待して最後まで鑑賞したら、やっぱり最後30分ではその世界に魅きつけられていました。

ラストのバレエ「青い蛇」は、シバを連想させる破壊と再生、自我や魂を表現した踊りで、本作品と同様、抽象的であるけれど、内に潜むエネルギーを見せてくれたと思います。


ロバート・アルトマン監督のオススメは、『ロング・グッドバイ』と、遺作『今宵、フィッツジェラルド劇場で』だと思います。
「人がこの世に残せるのは己の輝きだけだ」

淡白過ぎて、琴線にイマイチ触れない。
ドキュメンタリーとしてなら未だよかったが、
これなら演目として観た方が楽しめる。
巨人の舞台装置は普通に凄かった。
レディーガガのボーンディスウェイツアーの舞台装置を彷彿とさせた。
平然と神聖な舞台に一般人を入れる演出は、
ストーリー的に有り得なくて笑った。
モダンは観念的過ぎて求められるものが高いし、難しいな~やっぱり古典が好きです。

バレエとか500%興味ないのですが、ネーヴ・キャンベルが主演ってだけでなく、脚本(原案)・製作をしている作品の監督にアルトマン??と謎で仕方無かったので、ずっと観たかった映画です。

カナダの名門バレエ学校に15歳迄の6年在籍した経験から、ネーヴ・キャンベルが製作会社に企画を持ち込み、劇中登場する団体に2年間付いて回って脚本を執筆。長年のブランクを取り戻すべく鍛錬する等かなり熱のこもった作品。で何故かアルトマンが監督を引き受けてくれたんだそうです。

ネーヴ・キャンベルですがParty of Fiveでアメリカ中に知られ、Screamで映画の方でも成功したかに見えましたが、その後はWild Thingsがちょっと話題になったぐらいで、54、Three to Tangoとか期待外れに終わってしまい…少し残念なキャリアを歩んでいるのかなと感じています。Mediumのクリフハンガー前後に重要な役で出ていたのが印象深いですが、その手前で、このThe Companyに挑戦した訳ですね。アルトマン監督と言えばオスカー常連の重鎮。キャリア・アップを狙っていたんだと思います。あまり話題にもならず、評価も中くらい、興収は振るわず。元々かなりな自主製作ですから、Box Officeは別に良いんでしょうが、彼女の立ち位置が立ち所にランク上になる、と言った事は起きませんでした。たぶん。

僕は、この地道な活動と努力の敬意を表しますし、その後主にテレビの方でスペシャル・ゲスト的なポジションで活躍してますし、もうすぐかなりビッグ・バジェットなドウェイン・ジョンソン主演のディザスター(かな??)ムービー"Skyscraper"で上から2番目にクレジットされる模様。

映画の中身ですが、プレタポルテしか記憶がないので、ザ・アルトマン・タッチなのかどうなのか微妙ですが…まあまあアルトマン。だけどダンス(バレエ)を映すドキュメンタリー的な感じvs女子の奮闘&色恋沙汰プラスその周りのいつものアルトマン的な大勢の人間がバタバタ関わったり関わんなかったりみたいな
その2つが、巧くバランスが取れてないように感じました。

全くの想像ですが、ネーヴ・キャンベルの意図を汲んであげないと…だとか
お互い気を使い過ぎたんじゃないのかな?と勝手に考えています。
勝手にww

彼女の舞踊の実力が本物過ぎて見る目が変わる、って言う点では、ご覧になっても良いかも知れません。
Yasuka

Yasukaの感想・評価

3.1
まじめに観てないからダメだったのかなぁちょっとよくわからなかった。ラストもこれで終わり??って感じ。
ダンスシーンが多めで、モダンバレエとかわからない人には退屈かもしれないなと思った。踊りすごく良かったけど!!

✏️クラブ的なところに行く(バレエとは正反対の世界?逃避?バランスを取ってる?)
怪我あり
zaclv

zaclvの感想・評価

4.0
ダンスやミュージカル調な映像が好き!
内容は余り入ってこなかったけど、見入ってしまった。筋肉美が素晴らしい♡
SUI

SUIの感想・評価

3.0
バレエのことは何にも知らないし、芸術としてもショーとしても特別興味があるわけでもない。ただロバート・アルトマンの監督作品、という理由だけで鑑賞。

内容はほとんどないので、面白いか面白くないかというよりは好きかどうか。映画に娯楽性を求める自分には判断が難しいところだけど、感覚的には嫌いではなかった。

気になったのは、ジェームズ・フランコは何のために出てきたのか? ひいてはアルトマンはドキュメンタリーではなく映画作品として何が撮りたかったのか? というところ。
彼の魅力のひとつであるシニカルなユーモアは少しだけ見ることができたけど、もうひとつの魅力である反骨的なモチーフは影を潜めていたように思った。
>|