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森繁よ何処へ行く
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『森繁よ何処へ行く』に投稿された感想・評価

HK
3.5
タイトルだけ見ると森繁久彌お得意の喜劇映画のようですが違いました。
実際、同時期の作品『森繁の新入社員』『森繁のやりくり社員』『森繁のデマカセ紳士』『森繁の新婚旅行』などはベタな喜劇のようです。
お馴染みの“社長シリーズ”も“駅前シリーズ”もまだ始まる前。

本作はどちらかというと小津テイストのしんみりしたお話。
若い頃は無茶をしていた主人公も結婚を機に心を入れ換えますが、不運にも若くして妻を亡くし、8歳から男手ひとつで育て上げた娘も嫁ぎ、ひとり孤独を噛みしめることに・・・

30歳から60歳くらいまでの主人公を演じる森繁久彌は当時43歳。
若い頃に酒場で大暴れするシーンでは髭の無い森繁のアクションは貴重かも。
口髭の無い森繁を見たのは『次郎長三国志』の森の石松以来かもしれませんが、後半は口髭に白髪で社長シリーズやTVドラマの院長先生なんかのお馴染みのイメージに。

女優陣は若くして亡くなる妻役に杉葉子。
旅先で娘と仲良くなる女性に淡路恵子。
成長した娘役の香川京子と、同年代のスリの少女を演じた岡田茉莉子の2人が若い!

今回、この森繁を見て何度も思い出したのはタモリ。
初期のタモリがよく森繁モノマネをやっていましたが、もうそのときのタモリそっくり。
というか、こっちが本物なんですけどね。
そう言えば、TVドラマの『三男三女婿一匹』にタモリも病院の事務長役かなんかで出ていて、本人の前でモノマネをしてみせるシーンがあったのを思い出しました。

ところで、本作は、同じくCSで放送された小林正樹監督の『日本の青春』と同じく未ソフト化の作品らしく、いい作品なのにもったいない。
せめてfilmaにポスター掲載くらいはとお願いしてみたんですが今回は叶わず。
古い邦画はポスターが掲載されない率が高い気がしますが、いろいろと事情があるんでしょうか。
✔『森繁よ何処へゆく』及び (3.0p)『奥様は大学生』(3.0p)▶️▶️

 シネマヴェーラは、出来て暫くは行くこともなかったが、半年経った頃から、やはりプログラムは魅力的と気づき、シリーズ毎に2割程度は観て置ければと思う様になった。面白い作品だけ相伴出来れば感覚で、映画史全制覇、何でも見尽くす周囲には着いてけぬが。
 香川京子は早くにフリーになった事もあり、透明なキャラクターも珍重され、当時の汎ゆる名匠に起用された感もあるが、そうでない作品にも結構でてた様だ。
 当時の東京映画のあるイメージは、川島も加入前で、汎ゆる時代風潮と社会関係を、あくまで濁りないクリアな描写·造型で、変にどっかに嵌まらず作り上げたパッチワークの様だ。実際、タイトルに森繁と入った本作は、時代時代を反映した、社会との隙間を感じつつも自分の信念信条を守り続け、年代によってまるで違って見える、もそれぞれに存分にキャラを固めた、森繁のワンマンショーと見える(実年齢40代前半で、若気の時代から老境まで)。が、内実はより侘びしく穏やかな作品だ。それに対する映画スタイルは、バーやレストラン·屋台·江ノ島の見晴らしいい家でも、等しくクリアに戦後荒々しい時代のアクションや、娘を送り出す小津風心境のリズムでも、濁りや闇なく、俯瞰め移動もフォローも、どんでんも90°変も、リアクションカットも積んでゆく、と実に淀みない。何かをなぞっただけのもの足らなさもあるが、終盤の女掏摸岡田茉莉子の張り出し加えや、フォード+(当時未紹介の)フェリーニ風シュール締めはいい。杉·淡路·香川(妻↦旅同行↦成人した娘)のパート毎に、それぞれとの別れの沈痛までを、セオリー通りにしっくり丁寧に組み立ててる。妻を事故で失ってよりは、うちを空ける事の多いトンネル掘りのライフワークも控え、つねに娘の成長第一に、酒乱癖もある飲酒も完全に控えての、半生のメリハリあり、和やか味わいの記述映画。既に述べだが、ラストエピソードのシュール感がかなり作品を救ってる。
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 もう一本の杉江演出の『奥様は~』は、俯瞰めや横へや前への移動、都度ロー·縦図の切返し·適切角度サイズ取りの切替え·締めたては、小気味よく着実で、学業+バイト+家庭、全てに半端を感じ中退考えてくる大学生妻へ、夫の「君の真剣に学んでく姿が新鮮と成長の感動を周りに」に励まされ持ち直す迄を、常に重さに嵌るを避けさせてる。戦後の婦人史研究勃興機運の中の、男女家庭分担を平等派、一心同体で夫全面·支え控える妻派の対峙が、未だフレッシュに論議にもなった頃を、活き活きと描き、好感充分でフレッシュ度もいい(実際当時の東宝新人群顔出し尽きずの前に、中堅になりかけてた香川も印象薄れる)。ま、メイコナレーションの投げかける程は作品は深められもせず、やはり感覚いい·時代パッチワークに留まってるのは、致し方ないのか。
 それにしても2本とも、90分にかなり届かない短尺なのに、実に小気味よく展開が進み、その効率と同時手抜きなさの感じさせは大したもので、大作風にも見栄えで負けないプラグラム·ピクチャーはこうでなくちゃという見本になり得てる。
男=森繁の人生走馬灯、というより昏睡状態の夢、というより白日夢か。酒場で暴れているシーンの謎の演出からもう夢の断片みたいでなんだかぞくぞくする。死にかけのフィルムのノイズがそう思わせているのかも。喧嘩が強いんで女に惚れられて次のシーンではいきなり子どもも8歳。トンネルの建設に打ち込んでいるらしいやもめの森繁と娘2人との温泉旅行では訳あり女に近寄られ。あっという間に二十歳の娘・香川京子は嫁に行くので寂しい森繁、そんな森繁をみて結婚をよそうかと泣くカガキョン…このあたりも男の夢全開。結婚式のあとひとりぶらつく街角でスリの常習犯岡田茉莉子に懐かれて、一瞬でパパと娘と呼ぶ間柄に。この展開は「重役の椅子」や「山鳩」を思い出すような森繁印のおじさんファンタジー。いいものみました。嬉しい。杉葉子→淡路恵子→香川京子→岡田茉莉子、回転木馬で女たちの記憶が蘇る。宝田明のために頼んだ鰻(おうな)のくだり、嫁入り娘のために呼んだ呉服屋から反物を選ぶくだり、やけに細かくて好き。

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