あの世に行くまでの過程を見てみたいと思いませんか。他人が経験していることを、直接経験出来る装置を開発した開発者たちのお話です。
リリアン博士の率いる開発チームは、人間の体験を人に伝えられる装置の開発に成功します。その発明をブレインストーム計画と言う名で軍事利用されそうになりますが、リリアンはそれに反対し心臓発作で亡くなります。しかしリリアンは、その最後の瞬間までを記録して、それを相棒のマイケルに残します。マイケルは、研究所を締め出されますが、リリアンの残した記録を体験すべく研究所をハッキングします。
他人の体験を体験できるって面白そうですよね。見たもの、聞いたもの、感じたものを全てそのまま体験できる装置です。これって、すごいと思います。現代の映像表現は、4Kとか、VRとか、音響効果とかを使って疑似体感させる方向に進んでいますが、それをはるかに凌駕する世界が実現されています。
映画の中には、レースの運転体験、乗馬の経験、ウォータースライダーの経験とかが出て来ますが、あの世への旅立ちは、誰も知らない究極の体験だと思います。この装置はそれを体験できるのです。
これは、すごいことを考えましたよね。その視点はすごいなと思いました🤔。そして、この未知の世界の征服を、空を征服したライト兄弟の記念碑の所でやるのもなかなか考えたなと思いました。
それにしても、リリアンは、かなりのベビースモーカーです。この当時は、こんな研究所の中でも堂々と煙草が吸えただなんて、なんかびっくりですね。
さて、この装置から映し出される世界の映像表現もなかなか面白いです。また、あの世に行くまでにどんな過程があるのかに興味がある方にオススメかもしれないなと思いました。
