成川ジロー

栄光のランナー 1936ベルリンの成川ジローのレビュー・感想・評価

4.2
リオオリンピックで日本選手の活躍に感動してからのこのタイミングで見れてよかった。
伝記映画にして反ナチ映画にしてブラックムービーにして主人公とコーチのバディスポ根映画って言う中々見応えのある映画だった。
主人公ジェシー・オーエンスとコーチのラリー、ライバルのルッツ・ロングが皆非常に格好良い漢で、見ていて気持ちいいし素直に感動した。差別と戦う人の姿は本当に格好良い。スポーツの祭典を政治的に利用しようとして失敗する権力者の姿は本当にざまぁって感じです。
出番は少ないけど、地味に親父も渋くて素晴らしく格好良い。

それにしてもオリンピックで4つも金メダル取ったのに、開催国の総統からは声もかけられず、本国でもオリンピックヒーローなのに賞賛されず差別され続けてたってのは、本当にとんでもないな。ラストも見てて本当に辛かった。死後の話だけど、認められて良かった。

監督が『プレデター2』の人ってのが全然イメージと合わなくて、後から知って驚いた。地味に実力あるな。
成川ジロー

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