三次元からきたブロンディ

栄光のランナー 1936ベルリンの三次元からきたブロンディのレビュー・感想・評価

4.2
記録
素晴らしい作品だ!1936年にベルリンオリンピックで活躍したJ・C・オーウェンスの伝記物語。何故彼は人種を乗り越え偉大な選手になったのか…この映画を観てると彼の波乱に満ちた人生が描かれている。

オリンピックの競技も勿論の事、当時の政治問題、人種差別など色々と自分が知らない事ばかりで勉強にもなった。
1936年はまだ第二次大戦突入前の時代、ベルリンでオリンピックが開かれという事はナチスにひれ伏す事になる。

アメリカはそれでもドイツへ行く事になる。オーウェンスはアメリカでは人種差別を受けていたが、彼の持ち前の脚の速さでオリンピック選手になる。これは観て頂かないとネタバレになってしまうので、経緯などは是非劇場で御覧下さい。

この映画を観ていて、レニ・リーフェンシュタール監督の記録映画『オリンピア 美の祭典/民族の祭典』を観たくなってきた。この映画でもその模様のシーンが出て来る。今年のベスト級の作品になるかもしれない。兎に角いい作品でした。