シャマランは好きだけど、これはクソミソに貶されていたので今までスルーしていた作品。
開始早々、ヒッチコックの「鳥」だとわかる。鳥が植物に置き換わっただけだ。つまりこれは主題のないサスペンス映画なわけだ。そうとわかれば、テーマは追わず、ただハラハラすることだけを楽しめばいい。
悪くない。めちゃくちゃおもしろくもないけど、雰囲気は良かった。ただ地味だ。同じ不条理映画でもゾンビなんかだと、原因がなくても起伏があって、主人公が脱出とかサバイブする物語に熱くなれるのだけど、この作品にはそんな熱さはない。だから貶されるのはわかる。でも、画力はあるんだよな。例えば深夜テレビでやってたら、話は知っていてもつい最後まで見ちゃうやつだ。
