「人身売買っていう怪物」
悪い顔で策略家の佐田啓二。
佐田の裏の声のシーンの音楽が溝口みたいにおどろおどろしい。
爽やかな野球界に渦巻く、しがらみとややこしさが充満しながら静かにずっしりと進んでいく…
ニュールックの岸恵子はオードリーヘップバーンのようで超洋風。似合いすぎる!
この作品唯一の良心。いっつも凛としてブレないからどんどん好きになる。
飛行機の中で気だるげにタバコふかす佐田啓二かっこよすぎたな…喫煙名シーン集に加えたい。
二枚目俳優のニヒルな役って最高💯
空気感は大映の黒シリーズで、会社同士のもみくちゃなのにひんやーりした攻防戦がたのしいしスピード感には欠けるがヒヤヒヤする。裏の裏的な。
どんな輝かしい世界も舞台裏には恐ろしいものがうずまいてるんだなあ…世界の真理…それをストーリーとして観れる作品は大好物!
画面はかなり暗くて少し見にくい。
お金に取り囲まれすぎてヤケになり頑なに成ってしまった感否めない栗田選手。勢いに任せた彼は押しつぶされずに幸せになれるのかな…
野球選手は一代ビジネスなんだな〜凄まじい。
誰を信じていいか判らないしどう転ぶかも意外と予想がつかなかった!
映画のルールを破っているかのよう。
静かにびっくりさせられた。
なんやかんやで救いようがないところに監督の訴えかけを感じたな。