「無関心な分別より情熱的な狂気を選ぶ」
狂気を見た感じでした。
それも、素晴らしくて、上質な狂気。もちろん情熱もたっぷりの。
「天才」としきりに謳われていて、本当に間違いなく天才ではありつつ、その分、人の何百倍何千倍もの努力や行動などがあってのことなんだな…
と改めて努力を知る作品でした。
同じ時代に生きられて幸せ！！と心から尊敬している最高な人。
捲し立て気味でノンストップ、無駄のない彼の話しや所作、自信たっぷりかつ血走り気味の眼つきが特に素敵でした。
大好きが更に強く増しました。
熱気に身体が包まれて、ドランのしてきたこと、素晴らしい作品の裏側、大好きなあの作品のセンス有りすぎシーンなどに感動しっぱなし。
時間的にも、ドキュメンタリーにありがちな、少しタラつく瞬間などが一切なく(タラつくドキュメンタリーも大好きですが)
一生鳥肌を立てていたら終わっていました。
映画を撮り続けることに対する使命感、スピード感。それを感じさせられるセリフも良かった。
この熱量を忘れたくない、そしてするべきことをしたいと、何らかの使命感を覚えて、個人的には毎日観て気合い入れていきたいくらいに好き。
「わたしはロランス」の時まだ23歳って…もうやばすぎて涙。
これからも活躍が本当に楽しみです。
