もものけ

怪奇!吸血人間スネークのもものけのネタバレレビュー・内容・結末

怪奇!吸血人間スネーク(1972年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

蛇の研究家である博士は、とある実験を成功させたく辞めてしまった助手の代わりを探すために、かつてライバルでもあった教授の元へ訪ねて来る。
紹介された学生デビッドは論理的思考を持つ才能溢れる学生だが、博士の娘に恋をしたことから、やがて恐ろしい出来事へと巻き込まれてゆくのだった…。






感想。
このカルト・ホラー作品の何が凄いかというと、実際の動物を使用した撮影であり、その中でも様々な蛇が出てきますが、博士が見世物ショーで使うキングコブラの立派な出で立ちと、想像を超えたそのデカさが、妙に迫力があって動物ドキュメンタリーを観ているかのようなところです。
それを役者達が平然と触りまくっております。
そしてゲテモノ・ホラー映画である「ムカデ人間」「Mr.タスク」の元ネタでもある、マッドサイエンティストの犠牲になる主人公の悲惨な末路をホラー映画として描いている王道ネタであり、ホラー映画黄金期に作られた動物パニック者として、当時はCGなどないために非常に手間のかかる撮影として動物を実際に使う点でございます。

カルト作品であるため、一般向きではないので好みが大きく別れる作品でもあります。
王道ネタなので、意味のないお色気シーンや、イジメっ子キャラとの戯れなど、70年代前後のアメリカ映画パターンがB級作品ありありで決して面白い映画という訳ではありませんです。
割とサクッと観れる尺の短さと、意味不明ながらも博士の狂いっぷりと、ずっと伏線で登場していたマングース君がラストで主人公になる勝利の映像で投げっぱなしに唐突と訪れるエンディングにポカーンとしながらも、よく実際の動物達を映画で使ったなと関心さに、3点を付けさせていただきました。

まぁ、何度も鑑賞するような作品ではありませんが、それなりには楽しめました。
全く人にはオススメできませんけど。
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