「香港はなんで香る港なの？」
香港ノワールの傑作！
ダニエル・ウー、セシリア・チャン主演。

香港モンコック。大陸からやってきた殺し屋のフーは、ヤクザから暴行を受けていた娼婦を助ける。警察は「ワンナイトインモンコック」というコードネームで、犯罪組織の撲滅と、殺し屋の逮捕を目指す。あまりにも哀しくも壮絶なロミオとジュリエットの物語が始まる。

ジャッキーの『NEW POLICE STORY 香港国際警察』の極悪な若者ジョー役で、スターダムを這い上がったダニエル・ウーが主演してます。
セシリア・チャンは、ニコラス・ツェーの元奥様。
素朴さと非情さを兼ね備えた、殺し屋がとても印象に残ります。

香港のリアルを描き出してました。今ではイメージ下がりまくった香港警察も、すごいリアルな描き方！『霊幻道士完結編／最後の聖戦』のチン・ガーロッが、刑事役を好演！グレーな警察をリアルに描いてました。
思わぬ事故には、警察が捏造報告したりとすごい描写も。
モンコックは、香港滞在時によく付近に泊まるので、なんか懐かしい気分になりました。劇中に出てくるセブンイレブン行きました。笑

広東語でセブンイレブンは、「7仔(チャッツァイ)」と呼ばれています。笑
○○仔と言うのは、広東語の愛称で○○ちゃんと言う意味です。だから、セブンちゃんって意味合いだと思う。笑

監督は『新宿インシデント』のイー・トンシンで、ジャッキーの『新宿〜』でこの作品をセルフリメイクしてます。ジャッキーをダークに描き、新宿歌舞伎町を舞台にした、ジャッキー唯一のノワール作品で、ジャッキーの明るいイメージをぶち壊す、スーパーバイオレンス作品！！当時賛否分れる問題作となりました。

今作も韓国ノワールに負けじと、強烈なバイオレンス炸裂！何処までも幸薄い二人の姿に涙が出ました。
はぐれ者には、バッドエンドしかない。
何者にもなれないアウトサイダーな若者たちを、リアルに描いた秀作でした！

雑記:コンタクト長時間やり過ぎなのか、急に目がすごい痛くなり、今日仕事終わってから大急ぎで眼科に行きました(はちゃめちゃに疲れた😭
先生曰くドライアイのせいもあり、ちょっと白目が傷ついてるとの事。
ちなみにコンタクト付けたまま、寝るのはすごい危ないそうです。
そして、今日ワールドカップですが、大事を取って見ないで寝ます！！！😭

香港は何で港という漢字が入るのか。
この一説に導かれるのは香港は港からくる。つまりは外からやってきたものが貧困から抜け出そうともがく姿が見える。

その香港の大都市モンコックでは殺し屋と娼婦が意気投合し、刑事たちは一掃するためワンナイト・イン・モンコック作戦を開始する。

イー・トンシンのメリハリ効いた演出や、立ちまくっているお互いのキャラなども物語を盛り上げて、そのままクライマックスへとなだれ込んでいく。

ダニエル・ウーとセシリア・チャンの組み合わせも中々。
事件を一夜に絞ったのも効率性を上げている。

香港はやはり中国とは一線を画す都市なのである。

予感

香港一の繁華街モンコックを舞台に、マフィア組織の抗争とその終結に乗り出す警察の対立に巻き込まれる青年を追ったノワール作品

人口密度

大事故から始まる

攻防
それぞれのドラマ

構成も良い

雰囲気がある

セリシア・チャンは相変わらずの可愛さです