密告・者の作品情報・感想・評価

「密告・者」に投稿された感想・評価

りま

りまの感想・評価

-
グイ・ルンメイ好きだから観たけど、
お、重い...でも内容は実際のところ薄い...。
それぞれの感情、散らばり過ぎ。

主要人物それぞれのキャスティングは良かったね。
ニック・チョンの役の葛藤っぷりに惹き込まれました。まぁ、そのトラウマが面倒くさすぎたんだよね。終盤に向けての怒涛の不幸の連鎖が地獄絵図だった。ある意味この映画の1番の見所は、それでいて死ねないドンさんの運命。
でもだからこそ【ラスト】に繋がるんだと思うと胸熱だよ。
全てを懸けて約束を果たしてくれた彼の優しさに涙だよ。

ニコラス・ツェーの役が最期まで不憫だったな。
出所するヤツに複雑な過去があって、たった一人の家族である妹のために過酷な潜入生活をする事に...という王道の訳アリ展開よ。

でもその潜入の描写が乏しい...緊迫したシーンあったけどね。それでも乏しい...。まぁ元々、運転手として入ったからね。チンピラとしての絡みは少ないんだよ。ほぼほぼ一般人だもん。情報薄いよね。

しかしながら彼も彼で終盤、怒涛の展開に。これもまた地獄絵図だよ。
ピンチはピンチを呼ぶんですよねー。ハイ、王道。
ざっくり結果論で言うと女だけでも守れたのは幸いなのかも。
その時の感情は(行くんだ!ここは俺が食い止める!的な?)成し遂げられたよ。うん。妹はドンさんが救ってくれるよ。安心してくれ。

全てを失っても彼女だけは生き残ったんだよ。せつねぇよな。化粧濃ゆいルンメイの役は悲しくも強い女性でした。

苦い映画だった。でも、一人一人の感情にスポットを当てて見ると、魅力的な登場人物ばかりだったと思うんだよねぇ。映画くらいの短さが丁度いいのかも知れないし、掘り下げたいならドラマ向きの脚本。と、個人的に思いました。
rpmu90377

rpmu90377の感想・評価

3.9
誰が死んで、誰が生き抜くのか、出演者一同、血みどろになって戦うシーンはやりすぎの感もあるが、迫力があって手に汗を握る思いで最後までドキドキハラハラさせてくれた。ニック・チョン、ニコラス・ツェーの二人の男優の演技は、ジレンマに悩む人間の弱い心をうまく表現し説得力があった。特筆すべきは、グイ・ルンメイの「強い女」の見せ方。お見事としか言いようがない。
マサ

マサの感想・評価

3.0
警察に協力し犯罪者の情報を流す密告者。親の借金のため売られた妹、犯罪組織で出会った女、密告者を雇った警部の奥さん。特に警部の奥さんはまさかの結末!最後は主要人物入り乱れて肉弾戦だ!!
くぅー

くぅーの感想・評価

3.8
my映画館2012#17> “無間道”シリーズ以降、注目の香港の潜入捜査モノだが、それとは一味違ういわゆるタレコミ屋によるアンダーカバーなノワールが登場…哀愁を漂わせつつ、なかなか見応えのあるクライム・アクションで、またしても思わずニヤリの余韻。
香港の繁華街の雑踏を巧みに利用し、目を見張る強盗シーンやカーチェイス等も随所に配し…ヒリヒリとした裏切りの緊迫感を最後まで持続させたのはお見事!
惜しむらくはトラウマ描写にこだわり過ぎで、個人的に妻とのエピソードがしっくりとハマらずも…スキンヘッドのニコラス・ツェーの熱演は見応えあった。
依緒

依緒の感想・評価

3.0
密告者。刑事が訳アリの人間を金と引き換えに敵に潜入させ、逮捕するためのスパイ。
お金を払う以上、関係はイーブン。

しかし、警察の上司がなんたってズルい!イラッとくるんだこれが。
主人公の刑事は心に癒えない傷を持ち、密告者にもイーブンな関係とは言え、思いやる人間らしさを持ち合わせている。
登場人物各々が心に抱える悲しみや家族に対する愛情と、非人道的強盗グループの非情さ。
そして香港の華やかではない、生活臭がぷんぷんしてくる町並みや家々。
犯罪捜査ものというよりは、ヒューマンドラマだった。
物悲しく切ない。

椅子いっぱいの部屋での格闘シーンは、絶対みんな怪我したんだろうなぁ…。
迫力ありすぎて痛いっす。
あ。結局子供どうなったの?!
morita

moritaの感想・評価

3.5
今夏、香港に行ったので、現在形の香港の街映画としてはけっこうよかった。思っていた以上に。

話的には定番の、潜入モノの香港ノワールなんだと思うけど、グイ・ルンメイ含めて役者がよかったので、ずっと観ることができた。
はま

はまの感想・評価

3.4
昨日に引き続き「ニコラス・ツェー×ニック・チョン×監督ダンテ・ラム」のトリオで送る香港ノワール。

昨日の『ビースト・ストーカー』で受けた衝撃から、今回もある程度の暗さと重さを覚悟していましたが、後味の苦々しさはそれを上回った……。

特定の人物を「密告者」として雇い、組織に潜入させるという方法で捜査を行なっている警察のお話。
ニコラス・ツェーはその「密告者」として雇われる側で、もちろん主人公。
…ですが、今回もまたまた強烈な印象を残していったのは雇う側の刑事、ニック・チョン。

ストーリー的にも映画的にも、盛り上がるのは「密告者」側の潜入のはずだけど、この映画で時間を割いて描かれているのは、刑事の葛藤。

そして、それがあまりにも苦しくて…。
昨日はあんなに恐ろしいと感じたニック・チョンさんが、今日はこんなにも哀愁まみれ。
彼の感情が露わになるシーンはいつだって衝撃の局面で、「もうやめたげて…」って悲しかったです…。

もちろん「密告者」側も存分に描かれているので(潜入する立場の"ハラハラ感"もあります!)、言うなればダブル主人公。
この映画もまた登場人物が複雑に絡み合う展開だったけど、無駄なところがどこにもない110分でした。

アクション映画と呼ぶには動きが少なかったですが、それなりに大きなカーアクションのシーンがあって、今思うとあの瞬間だけは純粋にワクワクで楽しんでたなぁ…と思いました(笑)
だってツェーが青ラインのGT-Rに乗ってるんですよー!ワイスピじゃん!←


こういう映画は続けて観るもんじゃないなぁと思いましたが(笑)、カンフー映画漬けの毎日に時々刺激を。
香港映画はこの手のジャンルの発展もめざましいので、また秀作に出会える気配。
n

nの感想・評価

3.6
初めて見たノワール系ダンテ・ラムだったと思う。あまりのドン底ドン詰まりっぷりに衝撃を受けてしばらく落ち込んだ。(なおその後立て続けに監督作品を観て麻痺)

今にして思えば、ニコラス・ツェーとグイ・ルンメイっていう組み合わせからして幸薄そうすぎというか、幸せになれるわけない感が凄まじいですね。二人とも、首の細さが痛々しいんだー…。
Nash

Nashの感想・評価

3.8
組織に潜入する側(密告者)とさせる側(刑事)の心理的葛藤が見どころの作品。双方の過去が丁寧に描かれていて彼らの苦悩がダイレクトに伝わって来た。カーチェイスシーンや凄惨なバイオレンスシーンがあるかと思えば、ラストの回想シーンなんかは涙なしでは見られない感動もの。
「激戦」とはまた違った魅力溢れるダンテラム作品でした。
Hiroki

Hirokiの感想・評価

4.5
俺のいつものパターンだとあのシーンよかった!とかあいつかっこよかった!ってブチ上がって5.0をつけちゃうんだけど、この映画どこがよかったかと言われるとなんとも答えにくい。

妹のために奮闘する密告者、仕事で出会った女とのなんとも言えない関係。
失った妻を想う捜査官、かつての密告者に気をかけてやったり、時々垣間見える優しさ。
そしてこの2人のビジネス以上プライベート未満な距離感。

他にはない香港ノワールならではの人間模様や空気感が俺、好きなんだろうな…とこの映画を観て思いました。
>|