俗世から隔絶されたチベットの険しい高峰で僧侶たちが代々守り伝えてきた、ひとつの巻物。それは、この世を天国にも地獄にも変えることのできる強大な力を秘めた究極の巻物だった。言い伝えにある三つの預言を成就した者だけが、60年に渡ってこの巻物を守護するための奇跡の力を授けられる。所は変わって現代のニューヨーク。ひとりのチベット僧(チョウ・ユンファ)が現れる。彼こそ60年前チベットの寺院で師より奇跡の巻物を受け継ぎ、名を捨てて守護者となった僧だった。しかし、預言を満たす後継者を探し、任務を引き継ぐべき時が迫っていた。また、60年前に軍隊を率いて寺院を襲った男ストラッカー(カレル・ローデン)が、今も執拗に巻物を狙っていた。武器商人として闇の世界に君臨するストラッカーは、永遠の若さと世界を征服する力を手に入れることに執念を燃やし続けていた。偶然にもスリの若者カー(ショーン・ウィリアム・スコット）が、ストリート・ギャングの一味を退ける戦いを見た僧は、心優しいカーを後継者と見込んで訓練を施す。そんなふたりを繰り返し襲う、ストラッカーの攻撃部隊。共に危機を乗り越える内にカーは、弾丸さえかわす無敵の力と高い精神性を持つ僧を深く尊敬するようになる。同時に彼自身もまた、巻物の守護者にふさわしい男へと成長していくのだった。しかし激しい追撃に、ついに僧が囚われの身となりカーの真の力と勇気が問われる時がやってくる。ストリート・ギャングの美少女ジェイド(ジェイミー・キング)と共に、師の救出に向かうカー。果たして彼らは巻物を守り、この世を破滅から救うことができるのか。
ジョン・ウー、プロデュース、チョウ・ユンファ主演で同名アメコミを映画化した作品。
トン・ワイ、アクション指導によるカンフーアクション、チョウ・ユンファ演じる名無しの坊主がスリの青年に仏教の教えとカンフーを伝授する展開、スリの青年がカンフー映画からカンフーを学んだボンクラで修行と戦いの中で成長していくストーリー、原作コミックと同じくカンフー映画に対するオマージュがあり、ユニークなファンタジーアクション映画。

ちょっと、いやかなりぽっちゃりとしたチョウ・ユンファがチベット仏教の極意を
継承し、それをナチスの残党から守り抜く。また、後継者が現れたならばその者へと
その責任を禅譲する。そんな、なんちゃってオリエンタルな作品。
　最近は、英語がとても聞き取りやすくなってきましたチョウ・ユンファは、そんなに
武術のキレがよくないので特殊効果テクニックでありえない動きを連発する。
それに比べて、ブルース・リーのマーシャル・アーツの伝播のおかげで非アジア系の使い手のほうが動きがなめらかだ。
　ま、話はどーでもよく、想像以上にチョウ・ユンファが動いてなかったのが笑えた。
ジェット・リーならかなり違う映画になってただろうなあ。

• #アクション
• #カンフー
• #ぽっちゃり

冒頭の橋の先頭シーンからB級テイストな感じがして嫌な予感はしていたが、どこかで見たようなシーンの連続でかなりの消化不良。

チョウ・ユンファを担ぎ出しておきながら、おバカ専門俳優のショーン・ウィリアム・スコットと組ませる。
この違和感ありまくりなコンビが、カンフーを繰り出すのだから出来は自ずと分かる。

さらには明らかにCGと分かるアクションばかり。B級としてはそれでいいんだろうが、真面目に物語を作ってはいけません。

あと巻物は結局何のために存在したのか。まあ目的は老化防止でしょう(笑)