うどん

JSAのうどんのレビュー・感想・評価

JSA(2000年製作の映画)
3.8
パク・チャヌク監督作品を続けて①

口笛と悲しさ

題名のJSAという言葉、その意味を本作で初めて知った。そのJSAでの銃撃事件の真相をミステリー調に描いており、この監督はミステリーの描き方が上手なんだなあと。
ソン・ガンホ、イ・ビョンホンが若くて、特にイ・ビョンホンの青々しさに驚き!ドラマ「宮廷女官チャングム」を演じたイ・ヨンエも若くて、やはり可愛らしい人だった。俳優陣皆さん、演技力がさすがで、それも見応えの一つだった。

銃撃事件が起きる前の出来事が次第に明らかになるが、冒頭で説明されていた悲劇が起こるとわかっているので、微笑ましいシーンも悲しく感じる切なさ…。
ソン・ガンホの口笛がとにかく印象的で、鑑賞後も余韻が残る。
事件当日の真相が、もうもう悲しくて、南北分断とJSAという要素を上手く使っているなあと感じた。

ラストの一枚の写真に、つくりが上手すぎるぅ!!と唸るくらい、良作でした。
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