お母さんが出演していた
びっくりした
昔の地元

『ターチ・トリップ』に似ているけどこちらはもっと作為的で、数字のカウントやグリッチノイズ、ブラウン管を通した映像など明確にカメラの存在があり、前作はフィルムカメラ自体が誰かの目のような自然さが魅力だったので本作はあまり好きじゃなかった。
しかし映像と音楽のコラージュアート的なセンスは洗礼されており、今回はアンビエントではなくもっとアヴァン寄り。映像内のライブや吹奏楽の音がベースで流れる音楽に混ざり合ってたり、カットが変わっても前のカットの音楽を意図的にずれ込ませて入れたり、実験的な面白さがある。

音楽的な実験映画。
『ターチトリップ』の続きのようなゲイセンスの映像コラージュ作品。サウンドトラックも相まって臨死体験感ある。4と5が持ってかれて好き。
6つの映像の長さがそれぞれ約10分って点も含めて、ケネスアンガーの『我が悪魔の兄弟の呪文』を想起した。