1990年。私が普段書いている映画感想などはプロットへのコメントに過ぎないと思わされる映像体験だった。疲弊した。モチーフと多重イメージの多用。歌や祈りはあるが、台詞のやり取りは一切なし。
製作はチ…
学生時代、予備校の授業で鑑賞したが、さっぱり分からなかった。
高速で雲が行きつ戻りつ流れて、時間が進んだり戻ったり? グラスの縁を撫でる人たち、画面越しに視聴者に真っ直ぐに向かって来る、キリスト?…
1990年、イギリス、アートハウス映画。
ほぼ台詞なし。
再鑑賞。
庭で抱き合うアダムとイブ、近寄るボンテージ姿の蛇、出産した聖母マリアを囲むパパラッチ達、幸せそうな男性カップルが権力者達に嘲笑さ…
キリストの受難が現代の同性愛者の姿に重ねられる。
二人の青年は、手をつなぎ、寄り添い、やがて暴力と差別の中で追い詰められていく。
「神は愛なり」と言う一方で、宗教が最も激しく愛を裁いてきたことへの、…
ジャーマン家の二話から見える原発。英国の象徴であり、ある意味ではキリストとユダの物語。唐突に歌われる「シンク・ピンク」。同性愛の権利を訴えているのか。本作がジャーマン最後の作品と見られたが、『ブルー…
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