【想像は現実を越える】
こどもが空を「飛べる」理由と、大人が空を「飛ぶ」理由は違う。
トトロは子どもにしか見えないから、大人はそれを想像することしかできない。
永遠に想像を現実のものとする「ネバーランド」と子どもの権利を捨ててまで、大人になろうとピーターパンを突き動かしたものとは…?
スティーブン・スピルバーグ監督作品。
「ピーターパンがもし大人になったとしたら?」、いわゆる2次創作的な作品でした。
今作は持ってるメッセージはとても素敵だったと思うのです。
ただですね、内容は大人向けなのにハードがかなり子ども向けなのでその点だけが残念でした。大人が観るには世界観が子どもっぽすぎるんですよね。
人間が大人になることを望むのは何故なのか?
飛び方を忘れたピーターパンが再び空を飛ぼうとするのは一体何のためなのか?
大人にとってそれが難しいのは何故なのか?
人を愛することを知り、守ることに必死になって、忘れてしまう大切なことがある。
全ての大人に、想像して、夢見ることを忘れないでと語りかける。
想像力は素晴らしいパワーを秘めていると。
ということで、スピルバーグが作品を通して語るストレートなメッセージがとても素敵なので腐れてしまった大人はこれを見て心のお洗濯をしましょう。
恋は人を大人にするんだね…❤️