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スペース カウボーイのabeeのレビュー・感想・評価

スペース カウボーイ(2000年製作の映画)
4.0
【公園を散歩するようなもんさ。】

U-NEXTのウォッチリストに入れてる作品が8月末までの配信がかなり多くて慌てて鑑賞してます。
なのに観たことあるのにこれを観る!

クリント・イーストウッド作品「スペース・カウボーイ」‼︎

これは初めて観た時はオチが笑撃でした



ロシアの人工衛星の誘導装置が故障、徐々に軌道がズレて地球に迫る。

別に地球に落下しても問題無いはずだがなぜかやたらとロシアは軌道に戻したがりアメリカのNASAに協力を要請、しかもNASAのお偉いさんも絶対に軌道に戻さないといけないと言う始末。何やらきな臭い臭いがしますねぇ。
しかもしかも、冷戦時代の人工衛星なのにアメリカで開発された誘導装置がロシアの人工衛星に使用されていた。設計者は元アメリカ空軍で宇宙飛行士を目指していたパイロット・フランク。どうすれば誘導装置を修理できるのか既に隠居状態のフランクに尋ねに来ただけのNASA職員だったが、なんと本人が宇宙に行って修理すると言い出した‼︎

正直「アルマゲドン」の二番煎じ感が強い脚本。ジャンル的にもクリント・イーストウッドにしては珍しい、コメディ色の強い作風です。

この作品はあんまり深いメッセージは無い気がします。
ただクリント・イーストウッドの「俺はいつまでもカウボーイだぜっ‼︎」っていう映画かなと。同時に男たるものいくつになっても夢を追いかけろというメッセージではあるかなと。

それよりも細かいネタがめちゃくちゃ面白いんですよね。
感傷的になりそうなシーンも全くそうならないのが本作の良いところ。これは年の功ってやつもあるとは思います。
年を重ねると別れは悲しみより他のものが勝るのかもしれません。
タンクのフラダンス人形が最後良い仕事します。

ということで、再鑑賞しても最後の笑撃のオチは相変わらずで、やはり斜め上行ってました。

しかしながら、アメリカの視力検査って全部あれなんですかね?
あれで検査突破できちゃったらNASAってポンコツじゃないですかね…。
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