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マトリックスのDTAKのレビュー・感想・評価

マトリックス(1999年製作の映画)
4.8
【見直す度に、圧倒的な面白さ】

漫画やコミックに影響された画角、キレッキレのアクションやスローモーションカメラ、外連味たっぷりの「見得」をキメるカンフーポーズ、メリハリのある劇伴、もちろんマトリックス内のスラッとしたファッション・・・・どれを取ってもビッチリハマってる。

コンバットやジャンプ、ヘリ操縦のプログラムやエージェントプログラムなどアイディアたっぷり、見せ場もてんこ盛りで、気づいたらエンディング(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが最高にクール)。

預言のくだりも当時は難解だなーと思ったのだがそうでもなく、非常にわかりやすくセリフでも説明してくれてる。

この作品くらいまでが「反体制(ロック)ってカッコイイ」の極致じゃないだろうか?この後911テロを通じて段々と反体制アンチへと世の中が傾いて、主人公が体制側の方になりがちな作品が多くなる印象。

ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーでも公式に?採用されていて、100万円企画に当時出てくる程、茶の間にトレンドとして出ていた印象。とにかく当時の色々なカルチャーに衝撃を与えた。作品自体は様々なネタ元があるものの、それを一気に世界に波及させた功績はデカい。誰もがあの「弾除け」を真似して背中を反らせた時期があった(イナバウアーなんか目じゃない)
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