【見直す度に、圧倒的な面白さ】
漫画やコミックに影響された画角、キレッキレのアクションやスローモーションカメラ、外連味たっぷりの「見得」をキメるカンフーポーズ、メリハリのある劇伴、もちろんマトリックス内のスラッとしたファッション・・・・どれを取ってもビッチリハマってる。
コンバットやジャンプ、ヘリ操縦のプログラムやエージェントプログラムなどアイディアたっぷり、見せ場もてんこ盛りで、気づいたらエンディング(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが最高にクール)。
預言のくだりも当時は難解だなーと思ったのだがそうでもなく、非常にわかりやすくセリフでも説明してくれてる。
この作品くらいまでが「反体制(ロック)ってカッコイイ」の極致じゃないだろうか?この後911テロを通じて段々と反体制アンチへと世の中が傾いて、主人公が体制側の方になりがちな作品が多くなる印象。
ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーでも公式に?採用されていて、100万円企画に当時出てくる程、茶の間にトレンドとして出ていた印象。とにかく当時の色々なカルチャーに衝撃を与えた。作品自体は様々なネタ元があるものの、それを一気に世界に波及させた功績はデカい。誰もがあの「弾除け」を真似して背中を反らせた時期があった(イナバウアーなんか目じゃない)