【映ると笑ってしまうキャスティングの罠】
1から立て続けに2へ突入。
大規模なロケもできているしアクションもパワーアップ。
NYの新名所を作ろうという意気込みなのか
やたらとスタイリッシュなロケーションを推して来る。
終盤の鏡だらけのシークエンス、
これ撮影カメラが映り込まないようにするだけでも大変だろうなーと思ってしまった。
(恐らくCG処理か何かで消してるのだろうけど)
相変わらずスタイルというかモードがばっちり決まっている。
仕事に行く際の「準備」がカッコいい。
殺しの世界の裏側のやり取りがまさかのアナログ式。
メールシューターとかどこぞのラブホテルでしかお目見えしたことないのに・・・
サブキャラ作りだけでも一捻りあって好感が持てる。
殺し屋で聾唖の女性、相撲取りのような殺し屋、
バイオリンを弾きながら殺しにくる女、ホームレスの殺し屋ネットワーク、
そしてなによりも・・・・・・
ローレンスフィッシュバーンとコモンには変な笑い声が出てしまった。
特にモーフィアスの登場シーン。
これ作ってる側かなり意識してるだろ・・・
全く事前情報を入れてなかったのでこのサプライズは好き。
キアヌが「お前には選択肢がある」なんてモーフィアスに語るのは
そのまんま『マトリックス』やないか!
あとコモンにはどうしても笑ってしまう。
元悪いギャングの人だったのにラッパーで聖人に転向しちゃったから
今更殺し屋の役やっても、サマにはなるが全く怖くはなく、「いい人」の顔だよなw
コンコースでサイレンサーをコソコソ打ち合うところとか
地下鉄&リンカーンセンターの噴水越しにじっと見つめあうところとか
なにイチャイチャしてんだよと(笑)
殴り合ったあと、ホテルで止められて、
キアヌは息も絶え絶えなのに、呼吸一つ乱さないコモン。
カッコいい。。。
予算が増えたからか映すものが多すぎて
少々冗長に感じられたのは否めない。
カットをもっと増やしてテンポを速くできたら評価はもっと上がると思う。
サクッと見れるいい一本でした。