DTAK

ジョン・ウィックのDTAKのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.7
【羨望の眼差し】

ここ数年、映画を見る際どうしても斜に構える癖がついてしまったのを反省。
せっかく2時間近く人生を消費しているのだから、「いいところ」を見て加点方式、というスタイルに変えていく所存。
(たぶんまたズルズルと元に戻るかも)

やー!キアヌ待ってたぜー!
『スピード』と『マトリックス』の印象が強すぎて、
『コンスタンティン』『スキャナーダークリー』以来かなー?という。
ダークで厨二病にはたまらないファッションのキアヌが最高。

殺し屋の世界では本当にスーツというかハイブランド、モードが似合う。
髪をオールバックにしてもヤンキー感が無くてただただカッコいいのだ。

他の映画でもジェイソンステイサムとかジェイソンボーンといった殺し屋は、その強さの裏にはストイックさがあって、
その生活スタイルを描いているのも好き。
独り身になってもしっかりと朝6時には起きて
シリアルを取るその生活がなんとも・・・羨ましい。

そう、この映画、全編に渡って羨ましいのである。

「いい車持ってて、いい家に住んでるなぁ」
「あんな風にカッコいい傘をさして雨の中佇んでいたいなぁ」
「気心知れた古い仲間とクールな会話をしたいなぁ」
「地下のクラブで一人黙々と酒を嗜みながら読書したいなぁ」
「でもジャグジーで女の子に囲まれて酒飲みながら騒ぎたいなぁ」
とかとかとか・・・・・(羨望)

ウィリアムデフォー、最高に渋い。

アクションもタイト。
しっかりと銃でとどめをいちいち刺しているのもわかりやすい。

音楽面では、あのクラブの殺しのシークエンスで流れたアーバンR&Bの曲が物凄く心にグっときたので調べた。
Kaleidaの"Think"という曲らしい。
これは買う。

そしてマンハッタンを空撮を背景にエンドロールが始まるところも最高にクール!!!

そのまま『2』へと行こう・・・・。
DTAK

DTAK