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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のDTAKのレビュー・感想・評価

2.5
【今後はTVシリーズでお願いします】

原作は単行本派、TVアニメ(特に19話は演出が凄い)は視聴済み。
今回の無限列車編は既に原作にて読み終えていたので
この話、「果たして映画化するほどのエピソード?」と疑問府が頭に浮かんでいる。

で、見た結果、
いろーんな要素と言い訳をたくさん頭に思い浮かべたけども、
自分には合わなかったっすね汗

まず、良かったところを上げていきましょう。
・冒頭とラストにお館様を登場させる脚本の組み立て。
・炭治郎の絶望と伊之助の𠮟咤激励の映像化。
・夢の中でニッコニコ&現実でムーッとした禰豆子のキュートさ。

この3点だけでも100点越えでしょう。
鬼滅の刃、ヨシ!

あとは、他人がいい!と思っている部分と、自分の感覚とが致命的にズレていたのを再確認した形なのでどうでもいいです。
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・テンポの悪い演出
・退屈かつ薄っぺらな前半
・頑張れufoといいたくなる、鬼と列車のやっすいCG
・感情優先で、逆にうるさく聞こえる劇伴音楽(中国の動画でよく見るセンチ系音楽)梶浦先生・・・というか音響監督は誰だ!近藤か!?
・煉獄さんの焔の呼吸の技のCG撮影処理が、炭治郎の日の呼吸とあまり変わり映えしないので少しガッカリ。
・列車止まらなすぎ&汽笛鳴らし過ぎ問題はまぁいいかw
・原作だとナレーションで済ますところが映像でキャラに喋らせている・・・うーん野暮だしテンポ悪い。
・炭治郎の「穏やかな無意識」を表現するのにウユニ塩湖使うのもうやめたら?令和だよ?
・ボコられる煉獄さんを丁寧に描かなくてもよかったのでは?炭治郎も我々観客も、「至高の戦いは目で追えない速さ」だったのだから、原作の「気付いたら致命的な傷を負っている煉獄さん」を映す演出の方が自分は好きだったなぁ。
・終盤の感情的なシーン(隣に座っていた女子大生?2人組は号泣してた)で子どもたちは飽きてきたのか、上映中べらべら喋っていて、
例の伊之助のグっと来るセリフでは笑いが起きていたくらい。あーこういうところで子どもは笑うんだな~と逆に参考になったw
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ストーリーの起伏上、無限列車編は「実は無限列車自体あんまり舞台としての意味を成さない」致命的な構造なので、映画というよりはTVシリーズの方が上手くペース配分できたのでは、と勘繰ってしまう。
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