DTAK

X-MEN:フューチャー&パストのDTAKのレビュー・感想・評価

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)
4.0
【月面宙返り的ウルトラC!!!!】

自分がアメコミ映画の中で一番苦手なのが「リブート」だ。

これまでの作品を「無かったことにする」というのは
あの好きだった作品を全否定されたみたいで悲しくなる。

それを一気解決してみせた傑作が
2018~2019年の『スパイダーバース』だろう。
多次元という概念を使用し、「どんなスパイダーマンでも、スパイダーマンなんだ」という、最高のメッセージ付き。

しかし、その『スパイダーバース』以前、
時間軸をいじるというウルトラCな荒業をもってして
同じことをやり遂げてしまったのがこの今回の『フューチャー&パスト』!!!!!

最高傑作『X2』からの最駄作『X3』で
このシリーズに心折れてしまった2006,7年ごろ。

十数年経ち、新シリーズを"リブート"すると聞き、
『無印』と『X2』が大好きな自分としては、旧シリーズが存在しなかった!ことになるのは本当に悲しく、新シリーズは頑なに避けていた。
(ウルヴァリンシリーズ含む)

しかしここ数年、良い評判を耳にし始め、決心してシリーズ鑑賞を再開した前作『ファーストジェネレーション』が非常に楽しめたので、
既に巷で評判が物凄く良い『フューチャー&パスト』に手をやっっっっと伸ばす。

結論:
ブライアンシンガーの建て直す力よ!!

旧シリーズそして新シリーズが同時に並行して存在しているこの映画。
画期的過ぎやしないか??????????
何より、新シリーズでもう目にすることはないと諦めたパトリックステュワート、イアンマッケラン、ハルベリーが普通にいる!

そして大本命のローグことアナ・パキン!!!!!!!!!!!!!

まさかフィルムで彼女にお目にかかれるとは思っておらず・・・
途中、ローグとローガンが同じ画角に収まった時には
自分の中の色んなものがこみあげ、
画面が直視できず、泣き崩れてしまった。

そしてダメ押しとばかりに終盤、
まさかのファムケヤンセンことジーンが出てきたときにはもう全面降伏です。相変わらずお美しい・・・・・・

もちろん前作からの新シリーズのキャストも
そのエネルギッシュな大活躍に大変満足。

特にクイックシルバーのペンタゴン潜入&脱出シークエンスは最高。
スプリンクラーが舞ったらもうスローモーションになるのはお約束ですよね。

観て良かったーーーーーーーー!

ウルヴァリンシリーズと次のダークフェニックスもそろそろ食指を伸ばそうかと思う。

え、なに今作は別バージョンもあるの???????
DTAK

DTAK