【突貫工事】
物凄い勢いで、レビューを量産しました

約一週間、お付き合いいただけると幸いです


作品について。

【突貫工事】でググッたんです、ごめんなさい

石原裕次郎と蔵原監督コンビ作をもう一本。本当はシネ・ヌーヴォの特集に行きたかったんですが、、😢

「メートル」という単位を「米」と書くあたりに時代を感じる、1950年代後半の作品。

裕次郎は北大の建築科の学生で、父親が中堅の建設会社に勤めていて、そこに就職したいのだが、父親は大手の建設会社をススメる。その父親は再婚し、いきなり大学生の妹ができて、、。

始まりから青春映画を思わせるが、途中から会社の乗っ取りなどが絡み、企業モノに傾き、最後は嵐の中の喧嘩で、みんな解決という明快さ。企業モノなら増村保造監督作の方が面白いですが、これは石原裕次郎のアイドル映画なので仕方ない。深みはないけど、90分ぐらいなんで、サクっと楽しめます。

唄と喧嘩はお約束なのかな？
スラッとした体躯と笑顔。明るくて、バイタリティがあって、物怖じせず自分の考えをハッキリ言う。心優しくて力持ち。その時代を知らないですが、おそらく高度経済成長期にはピッタリな、絵に描いたようなヒーローです ^_^

義理の妹役が後の奥さん、北原三枝。健康的で若々しく美しいです。

登山中に出会った石原裕次郎と北原三枝が、親同士の再婚で兄妹に。
父は息子に大手建設会社への入社を勧めるが、裏では自身の会社買収に関与していて…。
テーマがどっち付かずでやや中途半端。
「親父」ではなく「お父さん」と呼ぶ事が多いのが印象的な石原裕次郎。
悪ぶって反抗的な態度も取るが、基本は裕福なお坊ちゃんに落ち着いている。