あいつと私の作品情報・感想・評価

「あいつと私」に投稿された感想・評価

『青い山脈』などで知られる石坂洋次郎の原作を、『狂った果実』や『月曜日のユカ』の中平康監督が映像化。

大学生生活をエンジョイする黒川 (石原)とけい子 (芦川)の恋愛模様や双方の家庭環境をコミカルに描いた青春映画だ。
現代ならセクハラになり兼ねない発言やハレンチな行動も“昭和”ならでは。

そして何より、芦川いづみの愛らしさ!

有馬稲子に似た顔立ちから“稲”よりたくましい“おムギ (麦)”の愛称で呼ばれたそのキュートな笑顔はまさに“現代顔”。
今も人気を誇る彼女を、ただただ愛でる作品と云っても過言ではない。

なお、裕次郎が唄う谷川俊太郎作詞、六條隆 (黛敏郎) 作曲の主題歌や、芦川の妹役にまだ10代の吉永小百合と酒井和歌子が出演していることもここに付け加えておこう。

244 2020
つよ

つよの感想・評価

3.0
1960年の大学生。
プールに落とされて女装したり、コミカルさもあり観やすい。明るさあるけど今ならセクハラとか問題になりそう。こういう時代だったのか、映画で大げさに描かれてるのか。
mononcle

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3.5
才気煥発だった頃の中平康が、楽しみながら撮った感のある作品。
60年安保に、性の話題、女性の社会進出、複雑な家庭環境などを裕福な大学生たちの生活を軸に描写されている。

太りだす直前のカッコい〜裕次郎。勝気だが、ショートヘアーが似合う溌剌とした芦川いづみ、その妹役に、吉永小百合、酒井和歌子。そして、滝沢修に宮口精二と豪華な顔ぶれ。映画がまだ勢いのあった良き時代を楽しめる。

映画館でしか映画を見ないのに、見てよかった。___NHK-BSPプレミアムシネマ
えりり

えりりの感想・評価

3.0
1960年という”時代”、今ではありえない場面や描写が面白かった。
芦川いづみさんが知的でチャーミング♡
安保時代を背景に、自由な発想で育てられた、裕福な黒川と、何不自由なく育った浅川。2人は同級生で…。さらっとセックスについて、男女観についてのディスカッションなど。
時々登場するドキッとするショットがカッコ良い。
kirio

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3.4
貧富の差、性の話、皆んな学生に見えない

大学に通う、超富裕層の話ではあるが、昔と今の青春ものの「時代性」みたいなギャップは面白い
キムチ

キムチの感想・評価

3.2
1961年の政治にも性にも奔放な若者たちを石坂洋次郎の原作で描く。中平康監督・脚本。音楽黛敏郎。中平康も面白い。
lag

lagの感想・評価

4.3
慶應キャンパスのボーイ&ガール。話してる内容は何とも奔放。率直で懐の広いやつ。言うなればデリカシーがないとか不潔とか。安保反対のデモ。夏休みに男女6人でドライブして軽井沢の別荘。出生に思春期のことは神妙に。ズビズバ明朗活劇。

プロ野球のリーグ戦の日は学校休み。 3人で牛乳瓶。公衆電話の後ろのバーの名前。友人の結婚式の帰りに酒飲んで何するか分からなくなったダチをネクタイ外して腕まくって助けに行く。ケダモノで悪かったな。暖炉を見つめる。肩を抱き寄せて。水も滴るいい男。不快でない魅力のある石原裕次郎。周りに比べたら家柄に個性が少ない芦川いづみ。轟夕起子ママと宮口精二パパ。助監督は西村昭五郎。
アノ

アノの感想・評価

2.8
『愛のお荷物』『飢える魂』を超える轟夕起子の赤裸々な性事情、誰得だよ
NHK-BSPプレミアムシネマ
録画鑑賞

若き裕次郎と芦川いづみ主演の青春映画の傑作。

石坂洋次郎の人気小説『あいつと私』の映画化。(代表作『青い山脈』、『若い人』)

1961年日活・カラー作品
監督・脚本(共同) 中平康
脚本 池田一朗
音楽 黛敏郎
主題歌 石原裕次郎『あいつと私』
出演 石原裕次郎 芦川いづみ 小沢昭一 吉永小百合 吉行和子 酒井和歌子

都内の大学に通う黒川三郎(裕次郎)と浅田けい子(芦川)は同級生。
特殊な家庭環境で育ち出生の秘密も抱えるニヒルな黒川と平凡な一般家庭で育ったけい子。
「あいつ(黒川)と私(けい子)」の2人を軸に、当時の学生生活、性、友人、愛情、家族との関係が「私」視点で描かれる青春群像劇。
’60年安保闘争の時代背景も登場、
作品自体は重くなく全体に明るく軽いタッチで描かれているので観やすい。
“あいつ”と"私“との関係も色々なイベントを通じて徐々に深まっていく描写も楽しい。

オーラ輝く、裕次郎のスマートな大学生役もさることながら、芦川いづみの清楚だが、思った事が口に出てしまうキャラも可愛く、少しづつ三郎に惹かれていく、けい子の心の声(ナレーション)の移り変わりも楽しい。

終盤の三郎と実父との腕相撲対決もハラハラ。

当時、日活女優の二枚看板だった芦川いづみが輝いている。(もう1人は後の裕次郎夫人となる北原三枝)、芦川は後の藤竜也夫人、1968年結婚後女優引退。

浅田けい子の家族に妹役の吉永小百合、酒井和歌子が高校生、中学生役で2人共若い!
吉永小百合は高校生役でも既に輝きが凄い!

本作のヒットと人気の原作の為、この後映画リメイク版1本(1976年)、ドラマ版は3本(1963年,1967年,1986年)製作される。

オープニングの洒落たイラストのキャラが某国産ウィスキーCMキャラ"アンクルトリス”のタッチと良く似ている。トリスおじさんの作者は柳原良平氏。調べたけど不明。

時代背景が変わっても普遍的な青春映画としての名作。
楽しんで観ました!
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