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地獄の黙示録・特別完全版のsaboのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)
4.6
時はベトナム戦争後期の混乱の渦中にあるベトナム。
アメリカ軍の空挺部隊のウィラード大尉は、過去の実績や経験を買われ司令部からあるミッションを言い渡される。
それは特殊部隊の将校カーツ大佐の暗殺命令だった。
大佐は優秀な軍人だったが、彼の独断により軍に無許可で4名のベトナム人を二重スパイの嫌疑で処刑した。この事により、殺人罪とされ逮捕状がでていた。
カーツ大佐はカンボジアへ逃亡し、そこで原住民たちを取り込み自らの王国を作り上げていた。
ウィラード大尉は4名の仲間たちを伴ってカーツ大佐の居所を目指し、哨戒挺でヌン川を朔行する。
道中にキルゴア中佐による横暴な態度や、給油基地での乱知己騒ぎ、司令塔を失ったまま理由までも見失ったまま殺しあいを続ける部隊などに遭遇し、傷付き、仲間を失いながら任務の遂行を目指します。
一方で司令部からの資料を何度も読むと、非常にカーツ大佐の優秀さに心を動かされるウィラード大尉。
何故カーツ大佐程の人に暗殺命令が下り、キルゴア中佐のような傍若無人な人間がのさばっているのか。
地獄のような危険な道中に、若い仲間は薬に溺れ、ウィラードもまた心の均衡を失いそうになっていた。
そして遂にカーツ大佐の元にたどり着いたウィラードだが…

フランシス・フォード・コッポラ監督の名作。1979年の公開と思えない迫力映像と、ワーグナーの名曲によるコラボシーンは一見の価値有りです。

ストーリー:4.3
ビジュアル:5.0
音 楽:4.9
キ ャ ス ト :4.3
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