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PLANET OF THE APES 猿の惑星のabeeのレビュー・感想・評価

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)
3.6
【人間を支配するサル。
その支配から人間を解放すべく立ち向かったのはサル……ではありません‼︎】

ほんとにごめんよーー🙇‍♀️
このジャケットに写ってる横顔のサルがマーク・ウォルバーグだとずっと思ってたよーー。
サル役だと思ってたよーー、完全に。
いや、マーク・ウォルバーグがゴリラ顔だと言ってるわけじゃないんですよ⁇
てゆうか、私あなたのこと大好きですから。出演作はほぼほぼチェックしてますからね⁇
でもサル役だと思ってたよねーー。

そんな大好きなマーク・ウォルバーグが出演しているにも関わらず今まで手を出さなかったのは、マーク・ウォルバーグがサル(特殊メイクで顔が出てない)だと思っていたことと、監督が超超超苦手なティム・バートンだったから。

ということで、お久しぶり、「ティム・バートン・リベンジマッチ」開催です。

結果からお伝えすると「勝利」です。観やすかったーー。

完全にマーク・ウォルバーグがサルだと思っていたため、冒頭から素顔で登場したためびっくり。

調査のため宇宙船に滞在している宇宙飛行士のレオ。
指揮官の注意を無視し、探査ポッドに乗り込み単身宇宙へ飛び出したレオは不思議な磁気嵐に巻き込まれ正体不明の惑星に不時着する。
その星ではサルに支配され人間が奴隷化するという目を疑う光景が広がっていた。

ふむふむ…なるほど…
この作品はティム・バートン曰く「リメイク」ではなく「リ・イマジネーション」作品。
いつになったらマーク・ウォルバーグがサル化するのかな…⁇

…しない‼︎‼︎‼︎😱

マーク・ウォルバーグは最後まで人間のままです‼︎
いつまで経ってもサル化しません‼︎
そんな淡い期待は捨てて下さい、皆さん‼︎

オリジナルの「猿の惑星」と切り離して考えるとかなり面白い作品だと思いますよ、私は。
ティム・バートンはオリジナルを鑑賞した時、その衝撃と同時にその脳内で妄想を繰り広げたのでしょうね。オチとしてはティム・バートン版の方が私は好きでした。オリジナルの方はネタバレが出回ってるのも少なからず関係しますがね。

それでいて、CGではなく特殊メイクでサルの造形を作り上げていたり、オリジナルの手法を継承した部分も見受けられます。

ティム・ロスはサルになってもその表情から自分を出している辺りが流石でしたが、ヘレナ・ボナム=カーターは面影無く…全く分かりませんでした。
チャールトン・ヘストンもまさか出ていたとは…しかもラジー賞取っちゃったとは笑

ということで、オリジナルの熱心な信者というわけではないのでこんな「猿の惑星」も全然アリ。
奴隷制度に反対する猿がいたりするのもとても現代的ですし。
導入部分のペースが早すぎて説明不足感が若干ありますが、十分に楽しめましたよ。

何よりティム・バートンの癖の強さがオリジナルを尊重したことで前に出ていないことと、それでいて結末はブラックが効いてて自分を出していた辺りがとても良かったです。
abee

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