↓のレビューは。今はもうなくなってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。

☆☆★★

玉の輿に乗るのが夢の山本陽子は、引っ越しをしてルームメートを募集。
応募して来たのが田代美代子と黒川智子。元部屋の住人が浜田光夫。
彼女の兄が転勤になり、和田浩治が半ば押しかけ“お見合い”気味にやって来る。

3人共に色々な恋愛をするが、結末は実にオーソドックス。
最後に三つ指付きながら何故か泣いてる馬鹿ップル…なんだこれ(苦笑)

寧ろ映画の見所は、大泉晃の偽プレイボーイ振りと、マヒナスターズの懐かしきスライドギターの響きか(苦笑)

勿論田代美代子は題名曲を最後にデュエットする。

劇場鑑賞 日時・劇場名不明 （ラピュタ阿佐ヶ谷？）

山本陽子さん、浜川智子さん、田代美代子さんは3人ルームメイト。マヒナスターズも登場し、歌謡映画としてはおもしろい。が、浜田光夫ファンは浜やんの口から聞きたくないであろう浜やんに似合わないクズなセリフが多くて辛い。
優しくて紳士で好条件の和田浩治さんとの縁談お断りして、出会った時からいけ好かない感じ悪い浜田光夫さんを選ぶっていうのは、浜やんファンでも納得出来ない！出来ないそれは！私が和田浩治さん大好きだからではなくいくら浜やんでも好きになれないくらいクズ発言多すぎだよ実（浜やんの役名）は。
通常、浜田吉永の純愛コンビによくある、自分を好いてくれて条件も良いのだがなんだか好きになれない人（通称噛ませ犬ポジ）と、いつも喧嘩ばかりでお金も無いが憎めない優しい浜やんって設定は、「条件より愛情」で成り立つの。「金より愛」。優しさもなくただ浜田光夫ってだけで成就しちゃダメなの。
今作では、実は火事から子供を助けたところから病室で浜千鳥歌うところだけいつもの我々の知る浜田光夫なの。最後、顔上げてくれ、好きだって泣いたって、それまでに余計な事言い過ぎで全然ダメ。

『愛して愛して愛しちゃったのよ』の良い点
・浜田光夫さんの歌う「浜千鳥」が抜群に良い。
・浜田光夫さんの酔っ払い演技やっぱ上手「ケイコー！蛍光灯ー！」笑
・ケイコ（山本陽子さん）に必死に履歴書やら戸籍謄本やら持って求婚する雨宮さん（和田浩治さん）本気度伝わるし子犬みたいな目可愛い🐶

ヒット曲を題材にして作られた歌謡映画。
私は浜田光夫さんが好きなので楽しめたけど、出演者に「推し」がいなかったらどうだろう。良くも悪くも「無難」にまとまってる作品でした。

2025年2本目