陽のあたる坂道の作品情報・感想・評価・動画配信

「陽のあたる坂道」に投稿された感想・評価

当時の映画としてはかなり長編ものなのかな。
複雑な家庭環境の中で均衡を保ちながら過ごしている家族とその家庭教師の物語。もう少しラブシーンがあっても良かったかも。
石坂洋次郎、3時間越えとなると名作「青い山脈」だが、これも負けてない。
全く飽きさせず、ここまで描きったのはお見事。長回し、長ゼリフもあり、俳優たちの力量もうかがえる。複雑な家族各人の心を丁寧に無駄なく描き、ストーリーも素直に楽しめました。
轟夕起子さんはベストアクトかも。
ジミーコイケの7o'clockもいかしてました。川地民夫若いねー。
芦川いづみちゃんが可愛すぎてメロメロになりました。
かめの

かめのの感想・評価

3.4

ひどい作品だなと思いながら観ていたら、意外と深いところをついてくるので、おやおやっと驚かされた。一人一人の考え方や台詞が生きている。

長い作品の割に無駄がない。
akrutm

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4.5
家庭教師の女子大生が来たことによって、ある上流階級の一家の秘密が暴かれていく様子を、若者たちの恋愛模様と重ね合わせて描いた石坂洋次郎の同名小説を、石原裕次郎・北原三枝主演で映画化した作品。石原裕次郎が演じるのは、一家の次男で自分の出生に秘密を持つ青年という役どころ。私が観た他の裕次郎映画もそうであるが、どこか不幸な境遇にあるけれども暗いところがなく快活な青年がハマり役で、ついついその魅力に引き込まれてしまった。おそらく実生活でもこんな感じだったんじゃないかな。だからこそ、多くの俳優たちに慕われて、石原プロが成功したのだろう。

石原裕次郎の妹役を演じている芦川いづみは相変わらず可愛い。ちょっと変人で、ズケズケと物を言う性格の役であるが、彼女が演じると微笑ましいのである。中学生の頃に産婦人科に一人で行って医者と渡り合うシーンはなかなか良かったし、早朝に神宮外苑(だと思う)でデートするシーンも素敵。芦川いづみのデート相手である、石原裕次郎と同腹の弟である歌手を演じているのが、本映画がデビュー作である川地民夫。石原家の隣に住んでいて、裕次郎とは幼馴染だったという縁もあって、裕次郎に勧められてこの世界に入ったそうである。デビュー作とは思えない堂々とした演技で、石原裕次郎と渡り合っていたのはとても印象的だった。歌はちょっと下手くそだったけど。また、裕次郎の兄役の小高雄二にとっても日活映画でのデビュー作である。優等生だけれども実は女たらしという難しい役だったこともあるのか、優等生と遊び人のどちらにも見えない微妙な感じの演技に終始していて、イマイチだった。実は重要な役だけに、この点がちょっと残念ではあった。北原三枝の演技はさすが安定しているが、それほど目立った感じはせず、一方で、裕次郎の母親(養母)役の轟夕起子の貫禄の演技は印象に残った。
三四郎

三四郎の感想・評価

3.8
たしかに名作ですわ。
「玉葱の皮をだんだん剥いていくと何にも無くなるって話知ってる?あたし何人かの人間が集まって一つの家庭を作っていくためには、どうしても嘘みたいなものが必要なんだと思うわ。セメントだって砂が入らなきゃ、固まらないじゃない」
母が昔、この科白の真理とは少し違うかもしれないが、似たようなことを言っていた。家族は、誰かが我慢していたり、犠牲になっているものだと。
まぁ、我が家はそれに当てはまらないという笑い話で終わったが。強いて言えば父なのかなぁ。

石原裕次郎が実の母について知っていることを北原三枝に矢継ぎ早に問うシーン。キャメラの前後移動が圧迫感と緊張感を生み出していて、なかなかおもしろい。
タミオいい奴だな!!なんて親孝行な息子なんだろう。

病院内で北原三枝が何故兄弟のうち、弟の方を選んだかと話すシーン、非現実的すぎて、いや、非常に舞台演出的で芝居がかっていて…残念。あのシーンをもっと別に描いたり演出したりすればさらに名作になっただろうに。
6IXTYNIN9

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3.4
子供のころ、石原裕次郎の若い頃によく似てるといわれました
特にこの作品の裕次郎似といわれ
大人になってから思いだして観た記憶あり
谷口

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4.0
ゲージツ的な日活文芸大作である。芦川いづみが逢瀬を重ねる、在りし日の神宮外苑が印象的。荘厳な感じでそびえる絵画館と瑞々しい芦川・川地タッグが最高に映えている。もし時間旅行が叶うのなら、当時のイチョウ並木を散歩してみたいものだ。
こづ堂

こづ堂の感想・評価

3.8
長尺だけど、面白かった。裕次郎をイメージしてるだけあって役がハマってる。お坊っちゃんでちょっと不良で絵が上手いところとか本人の要素が盛り込まれまくってる。
ryusan

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4.8
映画がまだ芝居と実写の中間だった頃の名作、映画の文法としてはこの頃が最高だったと思う。
根っからのか悪人が出てこないのが心地良い。
純情派の裕次郎も良し。
vincent

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4.0
石坂洋次郎の原作は高校の頃に読んでいるのに映画を見ていてもさっぱり思い出せなかった。
日本がまだ貧しかった頃の精一杯を描いた、異世界かとドン引く程しょっぱい青春?映画。
元祖壁ドンや間接キスと思しきシーンあり。
田園調布の街並みや絵画館前の風景が、半世紀以上経た現在と殆んど変わっていないことが驚き。
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